バナナダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

バナナダイエットを行う前に知っておきたいこと

好きなフルーツの中で常にトップに君臨するものといえば、「バナナ」の存在ではないでしょうか。バナナは、大人も子供も好きな場合が多く安く手に入るため、多くの方が好んで食べています。そのバナナにダイエット効果があることがわかり、さらに注目を集めるようになりました。

バナナを食べるというシンプルな方法のバナナダイエットにより、一時的にスーパーからバナナが消えるほどの人気となったこともあります。ただ、バナナダイエットは、ただバナナを食べればいいというわけではありません。

ダイエット効果を出すためには、きちんとルールを知り守る必要があります。ルールを無視して食べ方を間違えれば、逆に太ってしまうこともあるので注意が必要です。そこで、結果を出せるバナナダイエットについて、詳しくご紹介していきましょう。

バナナダイエットとは

バナナダイエットとは

バナナダイエットとは、バナナを食べることでダイエット効果を生み出していく方法です。バナナにはたくさんの栄養が含まれており、ダイエット効果を促す成分も含まれています。

テレビで紹介されたことをきっかけに、爆発的な人気となったダイエットですが、ルールを守らなかったことから失敗する方も多いため、しっかりと理解する必要があるでしょう。

バナナの食べ方により、ダイエットの効果は変わってきますので、詳しいルールについてご説明していきます。

バナナダイエットのルールについて

バナナダイエットのルールについて

バナナダイエットでは、バナナを食べることでダイエットをしていきます。ただ、バナナさえ食べていれば、深夜に脂っこい食事を摂っても大丈夫というわけではありません。

バナナダイエットを行う前に、前提として規則正しい食生活があることを理解しておきましょう。規則正しい食生活とは、決まった時間に1日3食たべ、場合によってはおやつを食べるというというものです。

1日5食という方や、深夜に夜食を食べるという方は、バナナダイエットをきっかけに食生活を正していきましょう。

バナナと取り入れ方について

バナナダイエットでは、その方によってバナナを取り入れるタイミングを変えていきます。

おやつをバナナに変える方法

おやつをバナナに変える方法

まず、一番手軽で気楽に行えるのが、おやつをバナナに変えるダイエット方法です。おやつに口にするものは、甘くて糖質が多いものが多くダイエットの大敵になります。

菓子パンやケーキなどの洋菓子は、炭水化物の糖質と、クリームなどの脂質、過剰な砂糖が含まれているため、極力控える必要があります。しかし、おやつをバナナに切り替えることで、余分な糖質も脂質を抑えることができるでしょう。

また、バナナは熟すと甘くなるので、おやつとしても充分満足することができます。毎日甘い菓子パンやケーキをおやつにしている方は、バナナにすることで大幅にカロリーをカットすることができますし、1日3回の食事は通常通りで変わらないため、ストレスなくダイエットすることができるでしょう。

1食分をバナナに置き換える方法

1食分をバナナに置き換える方法

バナナダイエットで、ダイエット効果をより高く生み出したい方は、1食分の食事をバナナに置き換えていきましょう。食事の代わりに、バナナを1~2本食べることで必要な栄養を補いながら、摂取カロリーを抑えることができます。

朝食をバナナに置き換える場合

朝食をバナナに置き換える場合

朝食をバナナに置き換える場合は、水分をしっかり摂るようにしましょう。朝は、身体がカラカラに乾いた状態なので、起きたらすぐに水分を摂るようにしてください。

沸騰したお湯を冷ました白湯なら、吸収率も高く身体を温めてくれるのでダイエット効果を促進してくれます。バナナを1~2本食べた後も、水分をしっかり摂るようにしましょう。

夕食をバナナに置き換える場合

夕食をバナナに置き換える場合

バナナダイエットで1食分の食事をバナナに置き換える場合、夕食を置き換えるタイミングに選ぶのも良いでしょう。夕食は、ゆっくりと食べられることが多いため、ついカロリーオーバーしやすくなります。

また、食事を摂ってから就寝するまでの時間が短いため、摂取したカロリーを充分に消費せずに1日を終えてしまいます。すると、余った摂取カロリーが脂肪となって身体に蓄積されてしまうようになってしまうでしょう。

しかし、夕食をバナナに置き換えておけば、摂取カロリーを大幅に減らすことができます。夕食の場合、バナナは3本~4本食べてもOKなので、満腹感も得やすく続けやすいのでオススメです。

特に、夕食の時間が21時以降と遅くなりやすい方は、バナナに切り替えることで余分な脂肪を溜め込まないようにしましょう。

バナナに含まれる効果がある成分

バナナダイエットでは、おやつや朝食、夕食をバナナに置き換えることでダイエット効果を生み出していきます。そもそもバナナには、どのような栄養が含まれているのでしょうか。

バナナに含まれる成分は豊富で、ビタミンB1、B2、B6、食物繊維、酵素、リジン、メラトニン、抗酸化成分、亜鉛、ヒスチジン、カリウム、炭水化物などが含まれています。

1本のバナナにこれほど多くの成分が含まれていながら、カロリーが低くエネルギーに変わりやすいため、多くのスポーツ選手がバナナを好んで摂取しています。

ダイエット効果があるビタミンB群

ダイエット効果があるビタミンB群

バナナに多く含まれているビタミンB1、B2、B6は、食べ物に含まれる脂質や糖質の代謝を促進し、燃やしてくれる作用があります。

そのため、バナナを食べることによって脂肪を抑える効果が期待できるでしょう。身体に蓄積された脂肪も分解しやすくなるので、1食をバナナに置き換えて摂取カロリーを抑えることで、さらにダイエット効果を高めることができます。

ダイエット効果がある食物繊維

ダイエット効果がある食物繊維

バナナにはたっぷりの食物繊維が含まれています。食物繊維が豊富に含まれていることで、満腹感が得やすく糖質の吸収を穏やかにしてくれる効果が期待できます。

また、食物繊維を摂ることで、便秘が解消され溜め込まれていた便が排出されやすくなり、体重減少にも繋げることができるでしょう。

ダイエットが必要な人ほど、便秘に悩まされていることが多いため、バナナで便通を速やかに改善し、溜まりにくい体質へと変えていくことが大切です。

ダイエット効果があるリジン

ダイエット効果があるリジン

バナナに含まれているリジンにも、ダイエット効果が期待できます。リジンそのものにダイエット効果があるというわけではなく、リジンに鉄分が加わることでカルニチンという成分が合成されます。

このカルニチンにダイエット効果があるのです。カルニチンは体内の脂肪を燃焼させる性質があるため、食事を摂るときに鉄分を意識して摂ることでダイエット効果をより促進することができます。

食事からとることが難しい場合は、サプリメントで鉄分を補給するのも良いでしょう。

ダイエット効果がある酵素

ダイエット効果がある酵素

バナナに含まれている酵素には、脂肪を分解させ燃焼しやすくさせる効果があります。

ただ、酵素は熱に弱く48℃前後の過熱を加えると効果が無くなってしまいます。酵素の効果を最大限に活かすなら、生のままでバナナを摂るようにしましょう。

ダイエット効果があるヒスチジン

ダイエット効果があるヒスチジン

バナナに含まれているヒスチジンという成分には、食欲を抑える効果がある必須アミノ酸が豊富に含まれています。

ヒスチジンは体内で合成することができないため、食べ物から摂取する必要があるアミノ酸です。バナナにはたくさんのヒスチジンが含まれているため、効率よく摂取することができるでしょう。

ダイエット効果があるカリウム

ダイエット効果があるカリウム

バナナに含まれているカリウムには、むくみを解消する効果があります。バナナに含まれるカリウムの量は、フルーツの中でも上位に入るため、効率よくカリウムを摂取することができます。

カリウムにより利尿作用が促進され、体内に溜まった余分な水分が排出されるので、すっきりした印象に近づけるでしょう。

また、カリウムには脂肪を分解して水に溶けさせるという働きもあるため、ダイエット効果も期待できます。身体のむくみを放置しておくと、脂肪細胞が溜まりやすくなるので、バナナのカリウム効果でむくまない身体づくりを心掛けるようにしましょう。

気になる炭水化物について

気になる炭水化物について

バナナに含まれる成分に炭水化物がありますが、炭水化物と言えばダイエットの大敵というイメージを持つ方もいらっしゃるでしょう。

お米や小麦粉などは炭水化物でできていますが、糖質として吸収され余ったエネルギーは脂肪に変わりやすいため、多くのダイエット方法で制限する必要があるとされています。

ダイエット中に食べるフルーツの中でも、バナナは避けるように明記しているところもあるでしょう。確かに、バナナには炭水化物が含まれていますが、その多くが食物繊維でカロリーも大幅に低いため、神経質になる必要はありません。

炭水化物不足によりリバウンド

炭水化物不足によりリバウンド

多くのダイエットでは、糖質を制限するために炭水化物を極力摂らないようにします。確かに、糖質を制限することで体重は減りやすくなりますし、ダイエットの結果も現れやすくなります。

しかし、糖質は必須栄養素のひとつなので、糖質を制限しすぎると身体の機能に不具合が生じたり、ダイエット後に激しくリバウンドしたりする可能性があります。そのため、糖質の量は制限しても良質な糖質は摂取する必要があるのです。

バナナに含まれている炭水化物は、その多くが食物繊維で良質な糖質にあたるため、ダイエット中に摂取しても支障がなく、必要な糖質を補っているのでリバウンドも少なくなると言えるでしょう。

気になるバナナのカロリーについて

気になるバナナのカロリーについて

バナナダイエットでは、おやつや朝食、夕食にバナナを食べていきますが、バナナにはどれくらいのカロリーが含まれているのでしょうか。

バナナのカロリーは100gあたり86kcalあるとされています。バナナ1本あたりとして考えると約80kcalになります。

意外と高いと思うかもしれませんが、さまざまな栄養が豊富に含まれているにもかかわらず、これほど低カロリーなのですから品質としては申し分ありません。

他の炭水化物と比較すると、ごはん茶碗1杯分(約150g)の場合、約250kcalとなります。

6枚切りの食パン1枚分なら、約160kcalで、そこにバターやジャムのカロリーが加算されます。

菓子パンになるとさらにカロリーは跳ね上がり、メロンパン1個で400kcalも摂取することになるでしょう。

それに比べると、バナナ1本当たりの80kcalは非常にカロリーが低いと言えます。朝食の代わりにバナナを2本食べても160kcalでごはん茶碗1配分よりも少なく、満腹感が多くなります。

夕飯時にバナナを4本食べたとしても、1食分を320kcalで抑えることができるので、効率よく摂取カロリーを抑えながら、満腹感を得ることができるでしょう。

バナナの食べ方いろいろ

バナナを温めて食べる方法

バナナを温めて食べる方法

バナナダイエットでは、基本的に生のバナナを食べていきます。しかし、ほんの少しバナナを温めることでよりダイエット効果を上げられるのでご紹介しておきましょう。

バナナをフライパンや電子レンジで人肌程度に温めると、胃腸で吸収されやすくなり内臓を冷やさずに済むということがあります。

朝食の時や、冬場は内臓が冷えやすいため、温めたバナナを食べると胃腸が活性化されやすくなるでしょう。ただし、48℃以上の熱で加熱すると酵素の働きが弱まってしまうため、ほんのり温める程度に抑えるようにしてください。

甘味を増やす焼きバナナ

甘味を増やす焼きバナナ

バナナダイエットで、おやつのかわりにバナナを食べる場合、より甘く感じたいという方もいらっしゃるでしょう。バナナに黒い斑点が出てくる現象をシュガースポットと言いますが、この模様が現れてくるとバナナが熟して甘くなっているので、満足感を得やすくなります。

しかし、さらに甘くしたい方や、青いバナナを甘くしたい方や、皮ごとグリルやフライパンで焼いてバナナを甘くしていきましょう。

余分な水分が蒸発し、糖度が凝縮されるためスイーツのようにバナナを楽しむことができます。ただし、酵素などの成分は損なわれてしまいますので、デザートとして楽しむ感覚で時々行うようにしてください。

まとめ

バナナダイエットについて詳しくご紹介しました。バナナは栄養が豊富で、ダイエットに効果的な成分がたっぷり入っていることがお分かりいただけたと思います。バナナダイエットは、きちんとルールを守って正しく行うことで、必ず結果はついてきます。

美味しいからとバナナを食べすぎたり自己流で行ったりせずに、必ずルールを守って美味しく楽しくバナナダイエットを成功させてください。