
ひと口食べるだけで幸せな気分にしてくれるチョコレートは、小さな子供から大人まで幅広い人たちに人気です。ただ、チョコレートなどの甘いものは太るため、ダイエット中は我慢しなければならないということもあるでしょう。
しかし、チョコレートを食べることでダイエットに繋げられるとしたら、罪悪感なしにチョコレートを楽しむことができます。
チョコレートダイエットとは、どんなやり方で行うのか、また成功させるポイントなど幅広い情報をご紹介していきましょう。
チョコレートダイエットとは
チョコレートダイエットとは、チョコレートを食べることでダイエットする方法です。
食事の代わりにチョコレートを食べるような、単品の置き換えダイエットではなく、おやつとして食べるものをチョコレートにするだけなので、栄養面でのバランスが取れていて無理なく続けることができるでしょう。
毎日おやつや間食を食べてしまう人ほど、効果が期待できる方法なので、甘いものが大好き!という方こそオススメの方法だと言えます。
チョコレートダイエットの方法
チョコレートダイエットのやり方は、実にシンプルです。おやつや間食として食べるものを、チョコレートにするだけです。
1日3回とる食事は、いつも通りに食べてかまいません。おやつや間食として、チョコレート以外のものを食べると効果が出てきませんので、注意しましょう。
ダイェットに最適なチョコレートの選び方
チョコレートダイエットでは、おやつや間食をチョコレートに限定して行います。では、どのようなチョコレートを選ぶのが良いのでしょうか。
ミルクチョコレート、ビターチョコレート、ナッツ入りチョコレート、キャラメルチョコレートなどいろんな種類がありますが、ダイエット効果が現れるのは、ビターチョコレートです。中でも、カカオの割合が高いチョコレートほど、ダイエット効果を期待することができます。
ダイエットにはカカオ何%がいいの?
チョコレートダイエットで食べるチョコレートは、カカオがたくさん入っているものがオススメです。チョコレートのパッケージに、60%、70%、85%、などカカオの分量が表示されています。
チョコレートダイエットとしてオススメなのは、カカオ70%以上のチョコレートです。
ほのかな甘みがありながら、カカオの成分をしっかり摂ることができますし、お砂糖の量も抑えることができるので、ダイエット効果をより高めてくれるでしょう。
カカオチョコレートとダイエットの効果
チョコレートダイエットで食べるチョコレートは、カカオ70%以上のものがオススメです。お砂糖が控えられていることはもちろん、カカオの成分をしっかり摂れることがポイントとなります。
カカオには、タンパク質、アミノ酸、脂質、炭水化物、食物繊維、糖分、テオブロミン、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、ビタミンE、ミネラル、カフェイン、カカオポリフェノールなど、さまざまな栄養素が豊富に含まれています。
中でも、カカオポリフェノールにはたくさんの効果が詰まっていますので、詳しくご紹介しておきましょう。
悪玉コレステロールを減らす効果
チョコレートのカカオに含まれているカカオポリフェノールには、血中の悪玉コレステロールを除去する働きがあります。そのため、不要な脂肪が身体に蓄積されることを防いでくれるでしょう。
また、カカオポリフェノールには、活性酸素を抑制する作用があるため、動脈硬化などの生活習慣病を予防する作用もあります。
つまり、ダイエット効果だけでなく健康を促進してくれるのがカカオポリフェノールの効果なのです。
ストレスの緩和
チョコレートを食べると、気持ちがホッと和らぐことはありませんか?これも、カカオポリフェノールの効果と言われています。
カカオポリフェノールには、気持ちをリラックスさせる効果があるため、イライラや不安な気持ちを静めてくれるのです。
ストレスが緩和されるとガンを抑制させたり老化を防止したりすることができるため、健康と美しさも持続することができるでしょう。
ダイエット時のチョコレートの食べ方
チョコレートダイエットでは、チョコレートをおやつや間食として食べていきますが、より効果をアップさせたい方は、別の食べ方も実践してみましょう。
それは、食事の20分~30分前にチョコレートを少し食べておくという方法です。食事の前にチョコレートを食べておくことで、血糖値を上昇させて早く満足しやすくさせます。
人間の身体は、血糖値が上昇することにより満たされるというシステムがありますので、それを利用して食事の量を少しセーブしていくのです。食事の前にチョコレートを食べておけば、食事の量を少し減らしても満足しやすくなります。
また、ごはんをもう一杯食べたいという食後に、チョコレートを少し食べることで満足しやすくなるので、物足りないときに食べるのも良いでしょう。
チョコレートの量について
チョコレートダイエットでは、おやつや食前、食後にチョコレートを食べてダイエットしていきます。
では、どれくらいの量を目安にすると良いのでしょうか。カカオ70%以上のチョコレートの場合、1日に摂取するのは50g以内に納めてください。
板チョコで言えば、約半分くらいの量に相当します。チョコレートは、カロリーが高いので食べ過ぎてしまうとダイエット効果を失ってしまいますので、1日の摂取量は必ず守るようにしましょう。
フルーツ入りチョコレートのススメ
チョコレートダイエットでは、カカオ70%のチョコレートを食べますが、甘さが物足りないと感じる方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、フルーツ入りのチョコレートを食べてみてはいかがでしょうか。
ブルーベリーやストロベリー、バナナなどにカカオ70%のチョコレートをコーティングされていれば、甘さも楽しみながらチョコレートを摂取することができます。
ドライフルーツなら、甘みが凝縮されているのでより楽しむことができるでしょう。
ナッツ入りチョコレートのススメ
チョコレートダイエットで、チョコレートに甘さをプラスしたいという方は、ナッツ入りのチョコレートを試してみましょう。
アーモンドやマカデミアなど、ナッツ入りのチョコレートなら、食感も良いですしナッツの甘みがプラスされるので美味しく食べることができます。
カカオ70%のチョコレートと一緒に、交互にナッツを食べるのも良いでしょう。ナッツを選ぶときは、食塩や植物油が使用されていない素焼きのものを選ぶようにしてください。
また、ナッツもカロリーが高いので一緒に食べる場合はチョコレートの量を少し減らすようにしましょう。
甘いチョコレートが良い!という場合
チョコレートダイエットでは、基本的にカカオ70%以上のチョコレートを食べます。しかし、甘いミルクチョコレートが食べたいという方もいらっしゃるでしょう。そのような場合は、少量だけ食べるようにしてください。
普通にポリポリ噛んで食べるのではなく、ひとかけらを口に入れてじっくり溶かしていくと、甘さを長く楽しむことができます。
すぐに飲み込まず舌の上で転がしていると、想像以上の甘さにビックリされる方もいらっしゃるでしょう。甘いミルクチョコレートは、ひと口を大切にすることで食べ過ぎを防ぐようにしましょう
チョコレートダイエットはながら食べに注意
おやつや間食を食べるときは、小腹が空いたなという時がほとんどです。仕事や家事など何か作業をしながら食べることも多いため、つい何をどれくらい食べているのか把握しにくくなります。
実は、これこそが太る原因でもあるのです。おやつを食べるときは、しっかりとおやつの時間を取って、何をどれくらい食べているのか把握するようにしましょう。
ながら食べにしないことで、チョコレートの甘みをしっかり感じることができますし、食べ過ぎも防ぐことができます。
今まで、おやつや間食は何か作業をしながら食べていたという方は、メリハリを付けておやつの時間を区切って取るようにしましょう。
チョコレートダイエットはゆっくり食べよう
チョコレートダイエットでは、チョコレートをおやつや間食、食事の前や後に食べますが、一度にたくさん食べないようにしましょう。
一度にたくさんチョコレートを食べてしまうと、血糖値が急上昇してしまうからです。血糖値が急上昇してしまうと、時間が経って急降下し低血糖を招き再び食べ物を欲するようになってしまいます。
それを防ぐためにも、チョコレートはひと口ずつゆっくり味わいながら食べるようにしましょう。
カフェインに注意が必要
チョコレートには、さまざまな良い成分が含まれていますが、カフェインも含まれています。
そのため、チョコレートを食べ過ぎると夜眠れなくなってしまったり、血管が収縮されて冷えやすくなってしまったりすることもあるでしょう。夜、チョコレートを食べるときは夕食の前に食べ終えるようにし、食後や夜食としては食べないようにしてください。
夜食としてチョコレートを食べてしまうと、目が覚めて寝付けなくなってしまいますし、睡眠不足が短くなると代謝が落ちてしまうためダイエット効果に影響が出てしまいます。
チョコレートダイエットでは、夜のチョコレートはできるだけ控えるようにしましょう。
まとめ
チョコレートダイエットについて、やり方やポイントなどさまざまな情報を詳しくご紹介しました。チョコレートにはたくさんの成分が含まれていますので、ダイエット効果だけでなく美容効果や健康効果も期待することができます。
ただ、食べ過ぎるとカロリーオーバーとなってしまったり、カフェインを摂り過ぎたりしてしまうこともあるので、十分に注意するようにしましょう。
チョコレートダイエットの方法をしっかり守ることで、おやつや間食の時間をガマンせず、楽しみながら過ごすことができます。無理なく続けられる方法なので、ぜひ試してみてくださいね。