
どうせダイエットするなら、楽しく爽快な気分になるものがいいですよね。そんなダイエットを求めている方にピッタリなのが、「ダンスダイエット」です。
ダンスダイエットなら、好きな音楽で好きなダンスを踊りながらダイエットすることができるため、楽しく続けることができますし、ストレス発散にも繋げることができます。そんなダンスダイエットについて、さまざまな情報を詳しくご紹介していきましょう。
ダンスダイエットとは?
ダンスダイエットとは、好きなダンスで踊ることでストレスを発散させながらダイエットしていく方法です。ダンス系のダイエット方法はたくさんの種類があるため、飽きっぽい方でも選ぶ楽しさがあるのが特徴です。
また、家の中でダンスをしたり、スタジオのレッスンでダンスをしたりと、環境を選べるのも支持されている理由だと言えるでしょう。ただ、ダンスダイエットは、ただやみくもにダンスをしていれば勝手に痩せていくというわけではありません。
効率よくダイエットを進めるためにも、どのようなポイントを押さえておくべきか、ひとつひとつご説明していきましょう。
ダンスダイエットの効果的な流れ
ダンスダイエットを始める前に
ダンスダイエットを始める前に、まず自分の身体がどれくらい動くのか可動域を調べましょう。可動域を実感するためには、ラジオ体操を取り入れるのがオススメです。
ラジオ体操はさまざまな関節を大きく動かすため、関節の可動域を具体的に知り、感じることができます。
肩を回す時に違和感があったり、ジャンプするときに踵に痛みが生じたりする場合は、ダンスすると怪我をしてしまう可能性があるので、ストレッチからスタートしていくようにしましょう。
ストレッチでウォーミングアップ
ダンスダイエットを始める前に、身体がどれくらい動くのか可動域を調べたら、次はストレッチをしてウォーミングアップしていきましょう。
ストレッチをすることで、体中の血液循環を活性化させて筋肉や体温を上昇させることができます。ストレッチにより筋肉がしっかり温まり柔軟性が増せば、ダンスを踊ることで傷めてしまう可能性を低くすることができますので、必ず行うようにしましょう。
特に、アキレス腱や肩周りは入念にストレッチをしてウォーミングアップしておくようにしてください。
ダンスダイエットの時間は
身体の可動域を調べ、ストレッチでウォーミングアップしたら、ダンスを開始していきます。好きな音楽をかけて好きなダンスを踊ると良いでしょう。
ダンスは基本的に有酸素運動なので、最低でも20分以上続けるようにしましょう。20分以上続けることで、身体に蓄積された脂肪が分解され、燃焼され始めていくからです。
そのため、最低でも30分はダンスダイエットを続けるようにしましょう。ただ、普段身体を動かす機会がなく初めてダンスダイエットを行う人に関しては、関節の痛みや体力に合わせて短めにするようにしてください。無理をして身体を傷めてしまうと、ダンスを踊れなくなってしまいますので、注意しましょう。
ダンス後はクールダウンしよう
ダンスを一定時間踊ったら、そのままくつろいだり眠ったりするのではなく、クールダウンするようにしましょう。ストレッチをしながら呼吸を整えることで、筋肉に蓄積されやすい乳酸をためにくくしていきます。
乳酸がたくさん溜まったまま終了してしまうと、翌日激しい筋肉痛を引き起こしてしまいますので、入念に行うようにしましょう。準備として行ったストレッチと同じように行うことで、身体のさまざまな筋肉をクールダウンすることが大切です。
ダンスダイエットの効果をアップする方法
ダンスを続けることはダイエットに繋がりますが、ダンスダイエットの効果をアップすることも大切です。
コーヒーをダンスの前に飲む?
ダンスダイエットの効果をアップする方法として、まずオススメしたいのがダンスの前にコーヒーを飲むということです。
コーヒーには、クロロゲン酸やカフェインが含まれているため、脂肪を分解して燃焼しやすい状態へと整えてくれる働きがあります。ダンスダイエットは有酸素運動ですので、20分以上行う必要がありますが、これは脂肪が分解されて燃焼しやすい状態を準備しているからです。
ダンスダイエットの前にコーヒーを飲んでおけば、すでに脂肪が分解されて燃焼できる状態になっているので、飲まない時に比べるとより速く脂肪を燃焼し始めることができるでしょう。そのため、同じ時間ダンスをしていても、コーヒーを飲んでおいた方が効率よくダイエットを進めることができます。
ビタミンB群を摂取
ダンスダイエットの効果をアップする方法として、コーヒーを飲むことをご紹介しました。コーヒーには、脂肪を分解する作用がある成分が含まれていますが、実はビタミンB群にも脂肪を分解する働きがあります。
ダンスダイエットの前にビタミンB群のサプリメントを服用したり、普段の食事でビタミンB群を豊富に含む食べ物を取り入れておいたりするのも良いでしょう。ビタミンB群が豊富に含まれているのは、卵、レバー、乳製品、マグロ、甘酒、などがあります。
普段からビタミンB群を意識して摂ることで、ダンスダイエットの効果をさらにアップしていくようにしましょう。
筋力トレーニングをプラス
ダンスダイエットの効果をアップする方法として、ダンスを行う前に筋力トレーニングを行うこともオススメです。ストレッチの後にハードな筋力トレーニングを行うことで、無酸素運動を行うことができます。
無酸素運動は本来脂肪を燃焼してくれるものではありませんが、筋肉にスイッチを入れて脂肪を分解しやすくする作用があります。
そのため、ダンスダイエットの前に筋力トレーニングをプラスすることで、効率よく脂肪燃焼効果をアップすることができるでしょう。
ハードなダンスで無酸素運動
ダンスダイエットの効果をアップする方法として、最初に踊るダンスをハードなものにするのもオススメです。ダンスダイエットは有酸素運動を基本としているため、ハードなダンスだと息が上がって無酸素運動に切り替わってしまいます。
しかし、無酸素運動には筋肉のスイッチを入れて脂肪を分解しやすくする作用があるため、最初に踊るダンスに限りハードなものにして無酸素運動にすることで、後の有酸素運動としてのダンスダイエットの効率を上げることができるのです。
ハードなダンスを踊った後は、少し休憩して呼吸を整え無理をしないスピードでダンスを楽しむようにしましょう。
ダンスダイエットの注意点について
ダンスダイエットでは、好きな音楽をかけて好きなダンスを踊るため楽しくダイエットすることができます。ただ、ダンスダイエットにはいくつかの注意点がありますのでご紹介しておきましょう。
汗をかきすぎない
まず、汗をかきすぎないように注意してください。エアコンを使用してわざと室温を上げて汗をかきやすい状態にすると、脱水症状を引き起こしてしまうことがあります。
汗をかくとその分ダイエットした気になりますが、実際は水分が失われるだけですので、無理に汗をかきすぎないようにしましょう。
ハードなダンスをしすぎない
ダンスダイエットの注意点として、次にご紹介しておきたいのがハード系のダンスをしすぎないということです。身体を激しく動かしアップテンポが続く曲で踊り続けると、その分ダイエットできるような気がしますが、呼吸が荒くなってしまいます。
話すことが困難になるほど呼吸が乱れてしまうと、有酸素運動から無酸素運動へと切り替わり効率よく脂肪を燃焼させることができなくなってしまいますので、注意が必要です。
有酸素運動と無酸素運動の境目は、呼吸を意識するとわかりやすくなります。息が多少上がっていても、周囲の人たちと会話ができるレベルなら、有酸素運動の範囲だと言えるでしょう。
ただ、会話として話し続けるのが難しく、単語を発するのに精いっぱいなど、呼吸が荒くなっている場合は、無酸素運動となっている可能性が高いと言えます。一度休憩して呼吸を整えてから、ダンスを再開するようにしましょう。
アルコール摂取後はNG
ダンスダイエットの注意点として、次にご紹介しておきたいのがアルコールです。アルコールを摂取した後にダンスダイエットを始めてしまうと、血液循環が促進されることから急速にアルコールが回り、気分が悪くなってしまったり、倒れてしまったりすることがあります。
また、アルコールの作用により多少激しいダンスをしていても関節の痛みを感じにくくなるため、結果的にケガをしてしまうリスクが高まってしまいます。
準備やクールダウンのストレッチも行えないので、翌日は激しい筋肉痛に悩まされることにもなるでしょう。そのため、アルコールを摂取した後はダンスダイエットを行わないようにしてください。
自分に合うダンス種類、選び方
ダンスダイエットでは、基本的に自分が好きなダンスであれば何でもOKということになっています。しかし、どのようなダンスが自分に適しているのかわからないという方や、ダンスになじみがなくてどんな種類があるのか知らないという方もいらっしゃるでしょう。
ハウス、オールドスクール、ブレイキン、ポップ、ロック、ニュースクール、ハウス、ブレイクダンス、ミドル・スクール、ジャズ、レゲエ、ソウル、コンテンポラリー、タップダンス、ヴォーギング、バレエ、お祭りの踊りなどさまざまな種類のダンスがあります。一部、ご紹介しておきたいと思います。
定番のヒップホップダンス
ダンスと言えば、ヒップホップに馴染みがある方が多いのではないでしょうか。ダンスダイエットとしても定番のダンスとして知られています。
アメリカのニューヨークから発祥し、全世界に浸透しています。アクロバティックな動きをするハードなものもありますが、基本のステップなら初心者でも充分楽しむことができます。
J-POPなど流行りの音楽にも合わせやすいので、好きな音楽で踊るのもオススメです。
腰回りを使うベリーダンス
ダンスダイエットとして人気が高いのが、ベリーダンスを用いたダンスダイエットです。中東やアラブ圏で発展したダンスで、エキゾチックな雰囲気でダンスを楽しめるのが特徴です。
ベリーダンスのレッスンは、日本でもたくさん実施されていますので、体験してみると楽しいでしょう。ベリーダンスは衣装も魅力のひとつなので、形からダンスを楽しんでみるのもオススメです。
緩やかな動きのフラダンス
ダンスダイエットで、関節の可動域に自信が無い方や、早いテンポの曲についていけないという方は、ゆったりと踊れるフラダンスがオススメです。
フラダンスは、ハワイを中心に発展した踊りで、子供からお年寄りまで幅広い世代の人が踊ることができます。
一見、ダイエット効果がないようなダンスに見えるかも知れませんが、腰を動かすステップを続けると意外と身体が温まってくるのを実感することができます。
人気のポールダンス
ダンスダイエットで近年人気を集めているのが、ポールダンスです。ポールダンスとは垂直の柱を使ってダンスを行うものです。
クラブやサーカスなどから発祥していると言われており、官能的な動きが多いことから女性らしいボディラインに整えやすいと評判です。ポールダンスも、各地でレッスンが増えてきていますので、気になる方は体験してみると良いでしょう。
好きなダンスDVDでダンス
好きなダンサーや、好きなアーティスト、気になるトレーナーがいる場合は、その人たちが出演しているDVDや、ダンスダイエットのDVDを購入して真似をしながらダンスをしてみるのもオススメです。
ダンスダイエットブームが起きたことから、さまざまな種類のDVDが販売されているので、自分に合ったものを選ぶことができます。
DVDなら、自宅でもダンスダイエットを行うことができますし、人目を気にせずダンスに集中できるのでオススメです。
自由に踊るのもアリ!
ダンスダイエットをしたいけれど、ダンスの基礎を覚えたり真似をしたりするのは面倒だという方は、好きな音楽をかけて自由に踊るのもオススメです。
自由に踊りたいように踊ることで、ストレスを発散することもできますし、ここを動かしたいと気になる部分を集中的にエクササイズすることもできるでしょう。
まとめ
ダンスダイエットについて詳しくご紹介しました。自分好みのダンスを見つけることが何よりも大切ですので、楽しんでダンスができるものを見つけるようにしましょう。
自宅なら、いつでもスタートすることができますし、好きなダンスを踊ることで、ストレス発散にも繋がります。心と身体を開放するためにも、ダンスダイエットにチャレンジしてみてくださいね。