キムチダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

食べ始めると、ついつい箸が止まらなくなるものってありますよね。「キムチ」もそんな食材のひとつですが、実はキムチにはダイエット効果があることがわかり、話題となっています。

キムチに含まれるさまざまな成分がダイエットのサポートをしてくれることから、積極的にキムチを食べた方が良いと言われているのです。ただ、キムチを食べてダイエットすると言っても、効率よく食べるためにはポイントを押さえておく必要があります。そこで、キムチダイエットについてのやり方や細かなポイントなど、詳しくご紹介していきましょう。

キムチダイエットとは

キムチダイエットとは

キムチダイエットとは、キムチを食べることでダイエット効果を促していく方法です。キムチにはさまざまな成分が含まれており、それらが作用してダイエットをサポートしてくれます。

ただキムチだけを単品食べ続けるダイエットではないので、おかずの1品として加えるだけで済むことから、長く続けやすいダイエットだと言えます。

キムチについて

キムチダイエットでは、キムチを積極的に食べていきますが、キムチの発祥は韓国です。韓国の漬物の一種として、キムチはバリエーション豊かに展開してきました。

ベーシックな白菜キムチから、大根を使ったカクテキ、キュウリを使ったオイキムチなどが有名です。その他にも、ネギを使ったり海藻や魚介類を使ったりもします。キムチダイエットとして食べるなら、基本はベーシックな白菜キムチ、大根のカクテキ、キュウリのオイキムチなど野菜系のキムチがオススメです。

キムチダイエットのやり方、方法は?

キムチダイエットのやり方、方法は?

キムチにはさまざまな種類がありますが、キムチダイエットとして食べる場合は、基本的に野菜系のキムチにするようにしましょう。白菜キムチなら、どのスーパーでも購入できるので重宝します。

キムチダイエットのやりかたは、いたってシンプルで、1日3回の食事にキムチをプラスするだけでOKです。できれば、食事の前半、食べ始めの方にキムチを食べるようにしましょう。食べ始めの方にキムチを食べることで、キムチに含まれるさまざまな成分を効率よく吸収することができます。

キムチダイエットの効果的なキムチの食べ方

キムチダイエットの効果的なキムチの食べ方

キムチダイエットでは、キムチを積極的に食べていきますが、どのように食べるのが効果的なのでしょうか。カットされていない状態のキムチは、できるだけ大きめの状態に切っておくようにしましょう。

大きめの状態で切っておくことで、口に入れたときに何度も噛む必要が出てくるからです。何度も噛むと、脳の満腹中枢が刺激され早く満腹感を得ることができ、必要以上に食べてしまうことを防いでくれるでしょう。

過熱で食べるか、生で食べるか

過熱で食べるか、生で食べるか

キムチダイエットでは、キムチを食べますが、料理としてプラスすることもできます。豚肉ともやしとキムチで炒めものにしたり、鍋にしたり、スープにしたりして食べることもできます。

ただ、加熱することで乳酸菌やビタミンなどが失われてしまうこともありますので、それらを摂取したい時は生のまま食べるようにしましょう。

ただ、加熱して熱いキムチを食べることで、キムチに含まれるカプサイシンの効果が活発になり、より脂肪燃焼効果や発汗作用が強まります。身体が冷えていると感じる時や、ダイエットの実感を得たい時などは、熱々のスープでキムチを食べるようにしましょう。

カロリーが低い魚介類とキムチも

カロリーが低い魚介類とキムチも

キムチの種類には、野菜系のキムチのほかに、魚介類系のキムチもあります。タラの内臓を使用したキムチのチャンジャや、タコやイカにキムチを混ぜたものもあります。

魚介類のキムチは、食べ応えがあり何度も噛んで食べる必要がありますが、カロリーが低いのでダイエット向きです。白菜キムチに飽きてきたという方は、魚介類系のキムチも試してみると良いでしょう。

キムチのダイエット効果とは?

キムチにはたくさんの成分が含まれており、それらがダイエットのサポートをしてくれます。キムチにたくさんの成分が含まれているのは、キムチを漬けるタレにたくさんの野菜や果物、魚介類が含まれているからです。

普通の漬物よりも多くの食材を食べることができるからこそ、キムチにはダイエット効果が備わっているのです。

キムチと言えばカプサイシンの代謝がアップ効果

キムチと言えばカプサイシンの代謝がアップ効果

キムチに含まれている成分として、ダイエット効果を促進してくれる代表格的なものが「カプサイシン」です。カプサイシンはトウガラシに含まれている辛味成分のひとつで、ダイエットの強い味方となってくれます。

カプサイシンが体内に吸収されると、脳からアドレナリンが分泌されます。アドレナリンが分泌されると、体内に蓄積された脂肪が燃焼しやすくなるため、不要な内臓脂肪や体脂肪を減らすことができるのです。

また、カプサイシンには褐色細胞を活発に働かせる作用があるため、代謝がアップして脂肪燃焼効果をさらに促進してくれるでしょう。さらに、カプサイシンには体温を上昇させ発汗させる作用もあります。体温が上昇することで、代謝はますますアップするため、ダイエット効果もより促進されるでしょう。

キムチの乳酸菌の働きについて

キムチの乳酸菌の働きについて

キムチに含まれている成分として、次にご紹介したいのが乳酸菌の存在です。キムチは発酵して作られているため、乳酸菌が豊富に含まれています。

乳酸菌は、腸の中で善玉菌を増やして悪玉菌を減らす作用があるため、便通があまりよくない方も改善しやすくなるでしょう。ガンコな便秘症だった方も、キムチの善玉菌の働きにより便通がスムーズになり、ポッコリと出てしまっていたお腹もフラットに近づいていきます。

発酵が進んだキムチは酸っぱくなりますが、これは乳酸菌が増えている証拠でもあるのです。最近は浅漬けタイプのキムチも出回っていますが、キムチを購入する時は、できるだけしっかりと発酵しているものを選ぶようにしましょう。

キムチの豊富な食物繊維 脂質の吸収を抑制

キムチの豊富な食物繊維 脂質の吸収を抑制

キムチに含まれている成分として、次にご紹介したいのが食物繊維の存在です。食物繊維は、便のかさを増やして腸の蠕動運動を刺激して活発にする作用があるため、便通を改善してくれる働きがあります。

また、食物繊維を食事の始めの方に摂っておくと、食べ物の糖質や脂質の吸収を抑制する作用が働くため、余分な脂肪を身体に溜め込みにくくなるでしょう。

白菜キムチや大根のカクテキなど野菜系のキムチには、食物繊維が豊富に含まれていますので、食事の前半にしっかり食べておくようにしましょう。

キムチのアリシンの働き 血糖値の上昇を抑える効果

キムチのアリシンの働き 血糖値の上昇を抑える効果

キムチに含まれている成分として、次にご紹介したいのが「アリシン」という成分です。アリシンは、ニンニクやネギなど香りの強い食材に多く含まれており、キムチの漬けダレにもたくさん使われています。アリシンは身体を動かすエネルギーを生み出すビタミンB1と結びついて疲労を回復する効果があります。

また、血液中のコレステロール値をコントロールして上昇を抑え、ストレスなどの活性酸素を抑える働きがあるため、生活習慣病を予防する効果もあります。さらに、アリシンには血糖値の上昇を抑える効果があるため、ダイエットには欠かせない成分だと言えるでしょう。他にも、血流を改善する効果や、殺菌作用効果などさまざまな作用がアリシンには含まれています。

キムチのスコルジニンの働き 脂肪を燃焼効果

キムチに含まれている成分として、次にご紹介したいのが「スコルジニン」という成分です。スコルジニンはニンニクに含まれている成分のひとつで、代謝を活性化させる働きがあります。

また、スコルジニンには、脂肪を効率よくエネルギーに変換する作用があるため、身体に蓄積された余分な脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。

キムチのビタミンB群の働き 新陳代謝を活発効果

キムチのビタミンB群の働き 新陳代謝を活発効果

キムチに含まれている成分として、次にご紹介したいのが「ビタミンB群」の存在です。キムチにはさまざまな食材が含まれているため、ビタミンB群もたくさん摂ることができるのです。

ビタミンB群は、体内の老廃物や余分な水分を体外へ排出させる作用があるため、むくみを除去する働きがあります。また、新陳代謝を活発にする作用があるため、余計な脂肪を燃焼しやすくなるでしょう。

キムチダイエットの効率を上げる方法

キムチにはさまざまな成分が含まれているため、ダイエット効果をサポートしてくれます。キムチダイエットでは、食事の前半にキムチを食べますが、さらにダイエット効果を促進するためのポイントがありますので、ご紹介しておきましょう。

ダイエット効果を促進するためのポイントは、ある食材をプラスするだけなので、すぐに取り入れることができます。

納豆をプラスしてダイエット効果をアップ

納豆をプラスしてダイエット効果をアップ

キムチダイエットの効果をアップする方法として、キムチに納豆をプラスして食べるようにしましょう。納豆には植物性のタンパク質が豊富に含まれているので、代謝をアップさせる筋肉の維持に働きかけてくれます。

また、食物繊維が豊富なので満腹感を増やしてくれる効果もあるでしょう。さらに、納豆に含まれる「大豆サポニン」という成分には、余分な糖質や脂質の吸収を抑えて、コレステロールを下げる作用があるため、肥満を予防する効果があります。

そして、納豆に含まれている「大豆イソフラボン」は女性ホルモンに似た働きをするため、ホルモンバランスを整えてイライラを静め、暴飲暴食を予防してくれるでしょう。

大根おろしをプラスして効果をアップ

キムチダイエットの効果をアップする方法として、キムチに大根おろしをプラスして食べるようにしましょう。キムチに大根おろしをプラスすることで、ボリュームをアップすることができるため、満腹感を増やすことができます。

大根おろしには、食物繊維がたっぷり含まれていますし、酵素も豊富に含まれているため、食事の前半に摂っておくとよりダイエット効果を得やすくなるでしょう。

オリーブオイルをプラスして効果をアップ

オリーブオイルをプラスして効果をアップ

キムチダイエットの効果をアップする方法として、キムチにオリーブオイルをプラスして食べるようにしましょう。キムチにオリーブオイルをプラスすることで、整腸作用効果を促進することができます。

オリーブオイルは腸で吸収されにくい性質をもっているため、腸内の便に働きかけ、硬い便を柔らかくする働きがあります。そのため、硬い便が詰まって便秘になっていた状態でも、オリーブオイル効果で排便が促されやすくなるでしょう。

また、オリーブオイルに含まれている「オレイン酸」という成分は、中性脂肪をコントロールして低下させる働きがあるため、余計な脂肪を溜め込みにくくしてくれる効果もあるので、ダイエットに効果的です。

さらに、オリーブオイルにはニオイや味を抑える効果もあるため、発酵が進んで酸味が強くなったキムチをまろやかにしてくれる効果もあります。キムチの酸味が苦手で食べにくいという方は、オリーブオイルをプラスするようにしましょう。

キムチダイエットの注意点は?

キムチダイエットを行うと、カプサイシンを始めさまざまな成分がダイエットの効果をサポートしてくれます。しかし、いくつかの注意点もありますのでご紹介しておきましょう。

塩分の取りすぎに注意

塩分の取りすぎに注意

まず、キムチは漬物ですのでたくさんの塩分を含んでいます。そのため、キムチを大量に食べ過ぎてしまうと、塩分過多になりむくみを誘発してしまう恐れもあるので注意しましょう。喉が渇くほどキムチを食べてしまうのは、明らかな食べすぎですので量を控えるようにしてください。

食欲増進効果、食べ過ぎに注意

食欲増進効果、食べ過ぎに注意

キムチには、ダイエットに効果的な成分がたくさん含まれていますが、ひとつだけ欠点が挙げられます。それが、キムチの食欲増進効果です。ピリリと辛味があり、ニンニクの作用もプラスされ、つい食欲が増してしまいます。

しかしそれで食欲のままにお米をたくさん食べてしまうと、カロリーオーバーとなって太ってしまいますので、野菜や豆腐など淡白な味で、カロリーが低いものを食べて抑えるようにしましょう。

まとめ

キムチダイエットについて詳しくご紹介しました。キムチダイエットのやり方や、キムチに含まれる成分のダイエット効果、ダイエット効果を上げるポイント、キムチダイエットの注意点など幅広くご紹介しました。

キムチの種類は豊富なので、飽きずに食べ続けることができるのも大きな魅力のひとつです。キムチダイエットは正しく行うことが大切ですので、美味しいキムチを上手に活用しながら楽しくダイエットを続けるようにしていきましょう。