レモネードダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

レモネードダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

緊急でダイエットをしなければならない状況が来たとき、どんなダイエットを行いますか?短期間でしっかり結果を出すためには、入念な計画と確かな実績が必要になります。

決められた期日までにできるだけ痩せておきたいという方や、身体の中に溜まったデトックスをリセットしたいという方にピッタリなのが、「レモネードダイエット」です。レモネードダイエットって何?どうやって行うものなの?とさまざまな疑問がわいてくることでしょう。実はこのレモネードダイエットは、手順が非常に重要になります。

自己流で行うと、思ったような結果に繋がらなかったり、体調を崩してしまったりする可能性があるので、始める前にしっかり理解しておくようにしましょう。そこで、レモネードダイエットについて詳しいやり方や注意点など、幅広くご紹介していきたいと思います。

レモネードダイエットとは?

レモネードダイエットとは?

レモネードダイエットとは、レモネードを飲むことでダイエット効果を引き出していく方法です。ハリウッドセレブが行ったことから話題となり、多くの方が行うようになりました。

ただ、このレモネードダイエットを成功させるためには、きちんとした手順を踏んで進んで行く必要があります。失敗せず安全に行うためにも、レモネードダイエットのやり方をしっかり学んでいきましょう。

レモネードダイエットのやり方について

レモネードダイエットのやり方について

レモネードダイエットは、レモネードを飲むことでダイエット効果を引き出していきますが、いきなりレモネードを飲むというわけではありません。

レモネードを飲む前に、まずウォーミングアップの時間が必要になります。実は、レモネードダイエットは断食中に行うものなので、急に全く食べ物を食べない状態になると、身体が拒否反応を示してしまう可能性があります。

そのため、本格的にレモネードダイエットを行う前に、ウォーミングアップの期間として1週間は確保しておくようにしましょう。

ウォーミングアップの食事内容

ウォーミングアップの食事内容

レモネードダイエットは、断食中に行うため、イキナリ始めると身体に大きな負担となります。そのため、レモネードダイエットを行う1週間前からウォーミングアップしておくようにしましょう。

1週間の間は、できるだけ肉食を避けて菜食中心の食生活に切り替えるようにしてください。肉食は消化に時間がかかるため、胃が空っぽになる時間が短くなってしまうからです。

また、油っこいものやトウガラシなどの刺激物もできるだけ控えておくようにしましょう。味付けもできるだけシンプルにするようにし、1週間の中で少しずつ食べる量も減らしていくと良いでしょう。

お水はしっかり摂ろう

お水はしっかり摂ろう

レモネードダイエットのウォーミングアップ期間として、菜食中心の食生活を1週間送ります。徐々に薄味にしていき、食べる量も減らしていくようになりますが、この時注意していただきたいのが水分補給です。

食事の量を減らしていくと、どうしても食べ物から摂取する水分まで制限されるため、身体が慢性的な水分不足に陥りやすくなってしまいます。

水分不足が慢性の状態になると、血液がドロドロになって血流が悪くなってしまったり、便秘がひどくなったりすることもあるので、意識して水分を多めに摂るようにしてください。

レモネードダイエット前日の飲み物

レモネードダイエット前日の飲み物

レモネードダイエットで、菜食中心の食生活をウォーミングアップとして1週間過ごしたら、レモネードダイエットの前夜に、ハーブティーを飲むようにしてください。

ミントティーなどのハーブティーを飲むことで、翌朝のソルト・ウォーター・バッシングを効果的にすることができるからです。

ハーブティーなら、カフェインも含まれておらず刺激になりませんし、眠りの妨げにもならないので、安心して夜に飲むことができるでしょう。

レモネードダイエット1日目

レモネードダイエット1日目

ウォーミングアップ期間を経たら、いよいよレモネードダイエットのスタートです。1日目の朝は、ソルト・ウォーター・バッシングからスタートします。

ソルト・ウォーター・バッシングとは、腸内洗浄のことで、朝起きたばかりの空腹時に塩水を一気に飲むことで、胃腸をスッキリとキレイにしていきます。

ソルト・ウォーター・バッシングのやり方について

ソルト・ウォーター・バッシングのやり方について

レモネードダイエット1日目の朝は、ソルト・ウォーター・バッシングから始まります。朝起きて、胃が空っぽの状態で塩水を飲むというのは、身体に負担になるような気がするでしょうが、実は身体にとても優しい方法なのです。

胃の中に食べ物がある状態の時に、ソルト・ウォーター・バッシングを行うと、塩水に含まれる塩分が食べ物と一緒に身体に吸収されてしまいます。

しかし、空腹時なら吸収せずに身体の外まで排出されていきます。そのため、ソルト・ウォーター・バッシングは朝一番の胃が空っぽのときに必ず行うようにしましょう。

塩水の濃度について

塩水の濃度について

レモネードダイエット1日目の朝は、ソルト・ウォーター・バッシングを行います。この時に飲む塩水は、どれくらいの濃度にすると適切なのでしょうか。

目安として、1リットルの蒸留水に、天然のお塩を小さじ2杯入れてよく溶かしておくようにしましょう。水の温度は人肌くらいにしておくことで、塩が溶けやすくなりますし、身体への負担も軽減されます。

また、溶かすお塩は必ず天然塩を使用するようにしましょう。食卓塩は精製されているため、ミネラルが損なわれていますし、デトックス効果も半減してしまうからです。そして、水の量とお塩の量は必ず守るようにしてください。

この配分だと、塩水の濃度が血液に近い濃度になるため、腎臓が水を吸収せずに済みますし、塩分も身体に吸収されないからです。1リットル分の食塩水を用意したら、一気に飲み干すようにするのがポイントです。一気に飲み干すことが難しい場合は、できるだけ間をおかずに飲むようにしましょう。

ソルト・ウォーター・バッシングの効果について

ソルト・ウォーター・バッシングの効果について

レモネードダイエット1日目の朝に、ソルト・ウォーター・バッシングを行うと、身体にどのような変化が生じるのでしょうか。塩水を一気に飲んだ後は、約1時間、柔らかい便や下痢状態の便が続きます。ただ、下剤と違って身体の負担が少ないため、お腹にほとんど痛みが生じないのが特長です。

便秘がひどい方や体質によっては、効果が現れないこともありますが、その場合は飲む量を少し増やすようにすると良いでしょう。ただ、それでも1日目に効果が現れない方もいらっしゃいますので、2日目、3日目とトライしていきましょう。

便意が治まったらレモネード

便意が治まったらレモネード

レモネードダイエット1日目の朝に、ソルト・ウォーター・バッシングを行い、便がしっかり出尽したら、その後はレモネードを好きなだけ飲むようにしましょう。

空腹を感じたときに飲むようにするのがオススメですが、目安としては2時間に1度くらいのペースで、1回につき300㏄飲むようにすると良いでしょう。

人によってレモネードを飲む量は異なりますが、1日に6杯~12杯のレモネードを飲むと良いでしょう。

1日目の夜に飲むもの

1日目の夜に飲むもの

レモネードダイエットで1日好きなだけレモネードを飲んだら、夜寝る前にはハーブティーを飲むようにしましょう。

ハーブティーを飲むことで、翌朝のデトックス効果をさらにアップさせることができるからです。身体に負担をかけないためにも、冷たいハーブティーではなく、温かいハーブティーを飲むようにしてください。

ただし、熱々のハーブティーだと負担になることもあるので、人肌かそれよりちょっと温かい程度にしておくとちょうど良いでしょう。

2日目以降の流れ

2日目以降の流れ

レモネードダイエットでは、基本的に1日目と同じような流れを繰り返していきます。朝起きたら空腹時にウォーター・バッシングを行って、腸に溜まった便や宿便を出しつくし、その後はレモネードを好きなだけ飲んで、夜寝る前にはハーブティーを飲みます。

初めてレモネードダイエットを行う方は、3日間を目安に行うと良いでしょう。慣れている方は、5日~7日を目安に終了するようにしてください。

レモネードダイエット中は、塩水とレモネード、ハーブティー以外の食べ物や飲み物を口にしないので、無理をしない期間内で終えるようにしましょう。

レモネードの作り方について

レモネードの作り方について

レモネードダイエットでは、ウォーター・バッシングの後に好きなだけレモネードを飲みます。このレモネードは、市販品ではなく手作りしたものです。

レモネードの作り方としては、蒸留水300ccに、大さじ2杯のレモン果汁と、大さじ2杯のメイプルシロップ、小さじ1/10杯の唐辛子粉を混ぜるだけです。レモン果汁は、必ず生のレモンから絞ったものを使うようにし、できれば無農薬を選ぶようにしましょう。

レモンジュースやレモンエキス、冷凍したレモンでは効果がありませんので、必ず天然の絞りたての生果汁を使うようにしてください。レモンが苦手な方や手に入らない方は、ライムでも構いません。また、メイプルシロップも色がついたシロップではなく、天然100%のものを選ぶようにしましょう。

なぜレモネードが良いのか 効果

レモネードダイエットでは、レモネードを好きなだけ飲むことを中心にダイエットしていきます。では、なぜ飲み物はレモネードが良いのでしょうか。それは、レモネードに入っているさまざまな成分に秘密があります。

レモン、メイプルシロップ、唐辛子にはどんな効能があるのか、詳しくご紹介しておきましょう。

レモンの効能について

レモンの効能について

レモネードがダイエットに適しているのは、レモンに含まれるさまざまな成分がダイエットに効果的だからです。

レモンにはクエン酸、ビタミンCを始め、ビタミンB、カルシウム、マグネシウム、リン、リボフラビン、タンパク質、炭水化物などさまざまな栄養が含まれています。そのため、断食中でも必要なビタミンやミネラルを補給し続けることができるのです。

また、レモンには血液を綺麗にする作用があり、消化器官である胃を洗浄する効果があります。さらに、レモンに含まれている香り成分や、味の特徴となる酸味には、交感神経を刺激する作用があるため、レモネードを飲むと30分後には身体がシャキッとしてくるでしょう。

メイプルシロップの効能について

メイプルシロップの効能について

レモネードがダイエットに適しているのは、メイプルシロップに含まれる成分がダイエットに効果的だからです。メイプルシロップはカエデの樹液を濃縮した甘味料のことで、他の糖質と比べても群を抜いてバランスが良く、カロリーも低いためダイエット中の甘味料として最適だとされています。

メイプルシロップには、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、銅、硫黄、塩素、リン、マンガン、シリコンが含まれています。

ビタミン類だと、ビタミンA、B1、B2、B6、Cがあり、さらにニコチン酸やパントテン酸、54種類ものポリフェノールも含まれています。

唐辛子の効能について

唐辛子の効能について

レモネードがダイエットに適しているのは、唐辛子に含まれるカプサイシンがダイエットに効果的だからです。

カプサイシンには、発汗作用があって身体を温めてくれるため代謝を促してくれます。また、腸を刺激して蠕動運動を活発にするため、デトックス効果を高めてくれるでしょう。

レモネードダイエットの終わり方について

レモネードダイエットの終わり方について

レモネードダイエットを3日~7日続けたら、元の食生活に戻していきます。ここで重要になるのが、回復食の食べ方です。

レモネードダイエット最終日の夜に、薄味の野菜スープを飲み始め、翌日はジュースやトロトロのお粥など流動食にしておきましょう。

さらに翌日は、柔らかく炊いたご飯と野菜を中心に食べるようにし、少しずつ元の食事に戻していってください。薄味で量を少なめにすることで、身体に負担をかけることなく元の生活リズムに戻していくことができるでしょう。

まとめ

レモネードダイエットについて詳しくご紹介しました。かなりストイックなダイエット方法ですので、やり方をしっかり理解し安全に行えるようにしましょう。

レモネードダイエット期間中は、レモネード以外一切栄養補給しませんが、レモネードそのものに必要な栄養が含まれているので、思った以上に乗り切ることができます。

また、洗浄作用を伴った方法なので身体の中からスッキリキレイになることができるでしょう。やり方を正しく理解し、レモネードダイエットを安全に行うことで、心身ともに美しくなっていってくださいね。