もやしダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

もやしダイエットを行う前に知っておきたいこと

ダイエット中は、食事制限をすることが多く、少なめの食事量に満足がいかないことがほとんどです。そのため、ダイエットの途中で挫折してしまったり、イライラして気持ちが落ち着かなくなったりしてしまうことが多いでしょう。

しかし、ダイエット方法によっては、たくさん食べながらダイエットすることも可能です。お腹いっぱいになりつつダイエットもしたいと思うのなら、「もやしダイエット」がオススメでしょう。

もやしダイエットなら、お腹が満腹になっても順調にダイエットしていくことが可能です。そんな、夢のようなもやしダイエットはどのように行うのか、詳しくご紹介していきましょう。

もやしダイエットとは

もやしダイエットとは

もやしダイエットとは、もやしをたくさん食べることで無理なくダイエットできる方法です。

ひとつの食材に置き換えるタイプのダイエットではなく、食事内容の一部をもやしに変更するだけのものなので、無理なく続けやすいのが特徴です。

もやしのダイエット効果について

もやしダイエットでは、もやしをたくさん食べていきますが、さまざまな食材の中からなぜ、もやしがダイエットに適しているのでしょうか。

まず、もやしのカロリーは非常に低く、100グラムあたり約15カロリーしかありません。そのため、食事内容の一部をもやしに置き換えることで、簡単に摂取カロリーをカットすることができるのです。

食物繊維が豊富な食材

食物繊維が豊富

もやしダイエットでもやしを食べるのは、もやしに食物繊維がたっぷり含まれているからです。食物繊維をたっぷり摂ることで、さまざまなダイエット効果を期待することができます。

例えば、食物繊維を摂ることで胃の中で膨らみお腹がいっぱいと感じやすくなります。また、食物繊維の働きにより糖質や脂質が吸収されるのを防いでくれたり、腸を整えて便通を改善してくれたりするので、痩せやすい身体づくりをサポートしてくれるでしょう。

もやしダイエットを行うと、自然に体重が減少することが多いのは、食物繊維の整腸作用から便秘が解消されることも関係しているのです。

ビタミンが豊富

ビタミンが豊富

もやしダイエットでもやしを食べるのは、もやしにたくさんのビタミンが含まれているからです。もやしには、ビタミンCやビタミンBなどが豊富に含まれています。

ビタミンCは、鉄分の吸収をサポートしたり、コレステロールを下げようとしたりする作用があります。

また、ビタミンBには脂質や糖質を分解して燃焼する作用を活発にする作用があるため、もやしを食べることで痩せやすい身体になっていくのです。

カリウムが豊富

カリウムが豊富

もやしダイエットでもやしを食べるのは、もやしにカリウムが含まれているからです。カリウムは、脂肪を水に溶かして排出する作用があるため、身体の余分な脂肪を取り除きやすくなります。

また、カリウムは利尿作用を促し、体内の余分な塩分や水分を排出してくれるため、むくみにくい身体になっていくでしょう。

塩分を摂りすぎると身体がむくみやすくなりますが、カリウムが含まれているもやしを食べることで、緩和しやすくなります。アルコールを飲むときは味の濃いものが多くなるので、もやしを積極的に食べておくようにしましょう。

タンパク質が豊富

タンパク質が豊富

もやしダイエットでもやしを食べるのは、もやしにタンパク質が含まれているからです。大豆もやしには特に豊富に含まれており、ダイエット中に不足しやすいタンパク質を補ってくれます。

タンパク質は、筋肉を増やす材料として欠かせないため、ダイエット中は不足しないように気をつけましょう。タンパク質をしっかり摂って、筋力トレーニングなどで筋肉量をアップさせれば、基礎代謝が上がりダイエットがますます進みやすくなるでしょう。

もやしダイエットのやり方について

もやしにはさまざまな栄養が含まれており、ダイエットに適していることがお分かりいただけたと思います。では、実際にもやしダイエットはどのようにして行っていけばよいのでしょうか。

もやしダイエットでは、食事内容の一部をもやしに置き換えるとご紹介しましたが、具体的にどのような食事と置き換えればいいのか、ご説明していきましょう。

炭水化物をもやしに置き換え

炭水化物をもやしに置き換え

もやしダイエットでまず試していただきたいのが、炭水化物を減らしてその分もやしをプラスする方法です。

炭水化物をいつもの半分~3分の1に抑え、その代わりにもやしをたくさん食べるようにします。炭水化物には、糖質が含まれているため食べると率先してエネルギーとして使用されます。

しかしエネルギーとして消費されなかった分は脂肪として蓄積されてしまうため、ダイエットの大敵となってしまうのです。

炭水化物の量を減らしてもやしにすれば、必要以上に糖質を体内に吸収する必要がなくなります。また、炭水化物の量を減らしても、もやしにより満腹感は得られるため、ガマンする必要もないでしょう。

もやしでお肉をヘルシーに

もやしでお肉をヘルシーに

どちらかといえばお肉中心のメニューが多い方は、脂質を多く取りすぎている可能性があるため、もやしをプラスしてカロリーダウンしていきましょう。

脂身の少ない薄切り肉を選び、もやしを中心にして巻くことで、お肉を楽しみながらカロリーを抑えることができます。お肉を減らしても、食べ応えがあるのでお腹も膨れ、満足感が得やすくなるでしょう。

ダイエット中は、タンパク質をきちんと摂ることが大切ですが、お肉だと脂質が多いため、魚や大豆製品から摂るようにしましょう。

もやしをメインに食べよう

もやしをメインに食べよう

もやしダイエットでは、もやしをたくさん食べることでダイエットしていきますが、何かに置き換えるのではなく、もやしを単品で食べるのもオススメです。

もやしをさっとゆでてポン酢で食べたり、マヨネーズを大さじ1杯だけプラスしてお醤油と七味で和えて食べたりするのもオススメです。

もやしのシャキシャキとした食感を楽しむことで、満腹感を得やすくなり、その他の食事量を減らしても満足しやすくなるでしょう。

もやしスープをプラス

もやしスープをプラス

もやしダイエットで是非プラスしていただきたいのが、もやしスープです。もやしがたっぷり入ったスープを食べることで、さらに満腹感を得やすくなります。

具のメインがもやしなら、たくさんスープを食べてもカロリーは低いですし、水分をたっぷり摂るのでお腹も膨らみやすくなります。また、温かいスープなら内臓を温めて代謝を活発にしてくれるので、ダイエットをよりサポートしてくれるでしょう。

タバスコや七味とうがらし、ショウガなど辛味のあるスパイスをプラスすることで、さらに脂肪が燃焼しやすくなるのでオススメです。

もやしを食べるタイミングについて

もやしを食べるタイミングについて

もやしダイエットでは、もやしをたくさん食べてダイエットしていきます。ダイエット効果をアップさせるなら、もやしを食べるタイミングも重要です。

もやしを食べるときは、できるだけ食事の初めにとるようにしましょう。最初にもやしから食べ始めることで、胃の中でもやしが膨らみ、早く満腹感を得やすくなるからです。

もやしサラダや、もやしスープなら、もやしだけをたっぷり食べることができるので、お腹をいっぱいにしてから通常の食事に進むようにしましょう。

夜の食事はもやしを多めに

夜の食事はもやしを多めに

もやしダイエットでは、もやしをたくさん食べていきますが、どのタイミングの食事に比重を置けばよいのでしょうか。オススメのタイミングとしては、夕食時にもやしをたくさん食べるようにすると、ダイエット効果をより感じやすくなるでしょう。

夕食は、ゆっくりと時間をかけて食べられることが多いため、ついカロリーオーバーしやすくなります。また、夕食後はあまり活発に動くことが少なく、すぐに就寝してしまうことも多いため、身体に取り込んだたくさんのカロリーを消費しないまま脂肪として蓄積してしまうことになるでしょう。

だからこそ、夕食にもやしをたっぷり取り入れることで、大幅にカロリーカットしていくことが大切なのです。夕食は、カロリーオーバーしやすく、消費カロリーが少ないからこそ、もやしダイエットをより強化するようにしましょう。

もやしの選び方について

もやしの選び方について

もやしダイエットでは、もやしをたっぷり食べていきますが、スーパーに行くとさまざまな種類のもやしが販売されています。

生産量が多く、市場に出回っている確率として多いのが緑豆もやしで、太さがあるのが特徴です。

少し細めの黒豆から発芽したブラックマッペもやしも人気ですしかし、もやしダイエットとしてオススメなのは、大豆からできた大豆もやしです。

大豆もやしなら、もやしだけでなく大豆も摂取することができるので、タンパク質も効率よく食べることができるでしょう。また、大豆にも食物繊維がたっぷりと含まれているので、満腹感を得やすくなります。

もやしの調理方法について

もやしの調理方法について

もやしダイエットでは、さまざまな調理方法でもやしを食べていきます。さっとお湯で茹でたり、フライパンで炒めたり、蒸したりなどさまざまな方法がありますが、実は重要なのは、水洗いの時間がカギとなります。

もやしに含まれているビタミンは、水に溶けだしやすいため、長い時間水につけておくと少なくなってしまいます。そのため、水に浸したパックで包装されているもやしは使わないようにしましょう。

また、調理する時は、お水でさっと洗う程度にして、長い時間水につけないようにしてください。正しくした処理をすることで、もやしの栄養を損なわないようにしましょう。

もやしの臭みについて

もやしの臭みについて

もやしダイエットをしたいけれど、もやしの臭みが苦手という方もいらっしゃるでしょう。確かに、もやしには独特の臭みが少しついていることがあります。

もやしの臭みは、根の部分に集中しているので、そこを取り除けば臭みの問題を解決することができるでしょう。

細くなっている部分を手でつまめば、ポキっと簡単に折ることができます。最近は、根きりをすでに済ましている「根切りもやし」も出回っているので、下ごしらえが面倒な方は活用してみてください。

もやしは水だけで育てられる

もやしは水だけで育てられる

もやしダイエットでたくさん食べるもやしですが、実はとても成長が早いことで知られています。実は、もやしは水だけで育てられるため、自分でもやしを栽培することも可能です。

キレイな水を準備し、豆を浸して一晩おいておきます。浸しておいた水を捨て、新鮮な水で何度か豆を洗い、余分な水気を切っておきましょう。

直射日光が当たらない暗い場所に置けばOKです。もやしは雑菌に弱いため、1日に2回は豆を新鮮な水で洗うようにしてください。室温や豆の種類にもよりますが、だいたい1週間を過ぎたころには収穫できるような状態まで成長しているでしょう。

もやしにこだわりたい方や、楽しみながらもやしダイエットを続けたい方は、もやしを育てながらダイエットするのもオススメです。

もやしの保存方法について

もやしの保存方法について

もやしダイエットでは、たくさんのもやしを食べますが、一度に大量にもやしを買い込むと傷んでしまうため、頻繁にスーパーに買いに行かなければなりません。

通常、もやしの賞味期限は2日~3日ほどですが、きちんと処理をしておけばもやしの賞味期限を延ばすことが可能になります。買ってきた新鮮なもやしを袋から出して洗い、タッパーにきれいな水を張ってもやしをつけ、冷蔵庫で保存しましょう。

1日に1回水を交換すれば、5日~1週間ほど新鮮な状態をキープすることができます。ただ、もやしを水につけてしまうのでビタミンは溶け出しやすくなり栄養は損なわれてしまうリスクがあることも知っておきましょう。

冷凍保存のコツについて

もやしダイエットで使用するもやしを、冷凍して保存する方法もありますのでご紹介しておきましょう。袋のまま冷凍してしまうと、解凍したときにベチャッとなってしまいますので、さっとお湯でゆでて表面に熱を通してから水を切って袋に入れて保存するようにしてください。

こうすることで、もやしがベチャベチャにならずに済みますし、2週間ほど保存が可能です。ただ、シャキシャキの食感は損なわれてしまいますので、スープに入れて食べるようにしましょう。

まとめ

もやしダイエットについて詳しくご紹介しました。もやしなら、安く手に入りますしコストパフォーマンスも高いのでダイエットを続けやすくなります。

調理方法を工夫しながらもやしダイエットすることで、お腹をいっぱいにしながら楽しくダイエットしてください。