
せっかくダイエットするなら、無理なく楽しみながら行いたいですよね。美容に関心のある方なら、美しくなれることも重要になるのではないでしょうか。
できれば、美味しく食べながらダイエットできればいいのに、と欲張りな方もいらっしゃるでしょう。そんなさまざまな願いを叶えてくれるのが、「ナッツダイエット」です。
ナッツダイエットなら、美味しくダイエットする事ができますし、美容面の効果も期待できます。そんなナッツダイエットについて、さまざまな情報を幅広くご紹介していきましょう。
ナッツダイエット効果、良い理由
ナッツダイエットとは、さまざまな種類のナッツを食べることで、ダイエット効果を生み出す方法です。ナッツの成分や堅さなど、いろんな要因が、ダイエット効果を引き出してくれます。ナッツにはどんなダイエット効果があるのか、詳しくみていきましょう。
噛める楽しさ
ナッツのダイエット効果として、まずご紹介したいのが「よく噛むことができる」ということです。ナッツ全般は硬いので、どの種類も、ポリポリ、カリカリと音を楽しみながら食べることができます。
また、ナッツは噛めば噛むほど甘みが増しやすいので、ムリに意識しなくても自然とよく噛めるようになるでしょう。
ナッツ噛む=ダイエット
ナッツは硬さがあるため、しっかり噛むことを意識しやすくなります。よく噛むことは、ダイエットにとても良いのです。
噛むことでその刺激が脳へと伝わり、満腹中枢を刺激してくれます。満腹中枢が刺激されると脳は早く満腹だと感じるため、噛めば噛むほど早く満足しやすくなるのです。
そのため、少ない量に抑えてもガマンしているという気分になりにくく、ダイエットを続けやすくなるでしょう。
ナッツの食物繊維の力 満腹感
ナッツのダイエット効果として、豊富な食物繊維の存在もご紹介しておきましょう。ナッツには、食物繊維が豊富に含まれているため、ダイエット効果を引き出してくれます。
食物繊維は胃腸の中で水分を含んで膨らむため、少ない量でもたくさん食べた気にさせてくれます。そのため、食べ過ぎを防止することができるでしょう。
また、便の量を増やして腸の動きを活発にしてくれるため、便秘症だった方も解消されやすくなります。腸に溜まった便をスッキリ出すことができれば、体重にも反映されてくるでしょう。
吸収を抑えるナッツも食物繊維の作用
ナッツのダイエット効果として、豊富な食物繊維をご紹介しましたが、食物繊維の力は満腹感や便秘の解消だけではありません。
食物繊維には、糖質や脂質の吸収を抑制する効果があるため、脂肪として身体に築先されることを防いでくれます。そのため、同じ食事を摂っていてもナッツを食べていた方の方が太りにくくなるでしょう。
ナッツのビタミンE 代謝アップ
ナッツのダイエット効果として、ビタミンEの作用もご紹介しておきましょう。
ナッツにはさまざまな種類のビタミンが含まれていますが、特にビタミンEには、血中のコレステロールを下げ、血糖値の上昇を抑える作用があります。また、血行を促進させて代謝をアップしてくれる作用もあるでしょう。
さらに、ビタミンEには抗酸化作用が含まれているため、アンチエイジングの効果も期待できます。美しくダイエットしたいという方には欠かせない成分だと言えるでしょう。
ナッツのビタミンB群の作用
ナッツのダイエット効果として、ビタミンB群の作用もご紹介しておきます。ナッツには、ビタミンB1、B2、B6などビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は、糖質や脂質の吸収を抑制し、分解して消費するのに役立ってくれる成分です。また、新陳代謝を活発にしてくれるため、肌荒れなどを防ぐ効果も期待できるでしょう。
ナッツの不飽和脂肪酸の作用
ナッツのダイエット効果として、不飽和脂肪酸の作用もご紹介しておきましょう。ナッツには、不飽和脂肪酸がたくさん含まれています。
不飽和脂肪酸とは油のことで、悪玉コレステロールを下げる働きがあるため、脂肪を身体につきにくくさせて、ダイエット効果を高めてくれる作用があります。
ナッツ類には油が含まれているため、カロリーがありますが、良質の油なのでダイエットのジャマをするどころか、サポートしてくれます。不飽和脂肪酸は体内で生成することができないため、ナッツから摂取して補っていきましょう。
ナッツのカロリーはどれぐらい
ナッツダイエットでは、ナッツを積極的に食べていきますが、どれくらいのカロリーがあるものなのでしょうか。ナッツには不飽和脂肪酸の油が含まれているため、カロリーはしっかりあります。
例えば、アーモンドなら10gあたり約60キロカロリーありますし、マカダミアナッツなら約70キロカロリー、くるみだと約67キロカロリーあります。
カロリーとしては高めになるため、食べすぎには注意が必要です。では、ナッツダイエットではどれくらいの量を食べるのがちょうど良いのでしょうか。
ナッツダイエット時の食べる量は
ナッツダイエットでは、ナッツを積極的に食べていきますが、カロリーが高いので食べ過ぎるとダイエットのジャマをしてしまうこともあります。
では、どれくらいの量がちょうど良いのでしょうか。ナッツを摂取する量は1日に25g程度を目安にすると良いでしょう。ちょうど、片手の手のひらに載るくらいの量です。
ただ、ナッツによってカロリーが異なりますので、偏ったナッツばかり食べているとカロリーオーバーとなる可能性もありますので、注意が必要です。
種類別のナッツの摂取量
ナッツダイエットで食べる量は、1日に25gが目安です。ただ、ナッツの種類によって含まれているカロリーや成分は異なりますので、種類別にある程度の目安をご紹介しておきましょう。
アーモンドなら約25粒、カシューナッツなら約17粒、ヘーゼルナッツなら約17粒、マカデミアナッツなら約13粒、くるみなら約8粒、ピスタチオなら約50粒を目安にすると良いでしょう。
無塩ナッツダイエットのススメ
ナッツダイエットでは、ナッツを積極的に食べていきますが、ナッツを選ぶ時は素焼きタイプのものを選ぶようにしましょう。
食塩やアミノ酸が加えられていたり、油で調理されていたりすると、カロリーもアップしてしまいますし塩分の取り過ぎにも繋がってしまいます。
素焼きタイプなら、食塩も油も加えられていないので、ナッツ本来の良い成分だけを摂取することができますので、ナッツダイエットで食べるなら、素焼きタイプを必ず選ぶようにしましょう。
いつどれぐらい?ナッツを食べるタイミング
ナッツダイエットでは、ナッツを積極的に食べていきますが、どのタイミングで食べるのがオススメなのでしょうか。
基本的に、好きなタイミングで食べて良いですが、ダイエット効果のアップを狙うなら、食前が良いでしょう。
食前にナッツを食べることで、胃の中で膨らみ満腹感が得られますし、ナッツの栄養を最大限に吸収することができます。サラダと一緒に砕いたナッツを振りかけて食べるのも良いでしょう。
おやつにはナッツを食べよう
ナッツダイエットを手軽に行いたいなら、おやつにナッツを食べるようにしましょう。おやつでお菓子などを食べてしまうと、たっぷりの脂質や糖質を摂取してしまうため、あっという間に身体は太ってしまいます。
しかし、ナッツなら糖質が少ないですし、お菓子に比べてカロリーも低いので、食べることで身体を健康にしてくれます。
また、ナッツはお菓子よりも腹持ちが良いため、一度食べると満足感が持続しやすくなります。甘さがどうしても欲しい場合は、レーズンやプルーンなどドライフルーツを少量プラスするようにすると良いでしょう。
ピーナッツはナッツなのか?
ナッツダイエットでは、さまざまな種類のナッツを食べますが、ミックスナッツに含まれているピーナッツは、実はナッツ類ではないのです。
ピーナッツは豆類に分類され、ナッツ類のような木の実ではないのです。しかし、ピーナッツにもビタミンEや不飽和脂肪酸など良い油が含まれていますし、皮にはポリフェノールも含まれています。
栄養面で言えば、ナッツと同じ効果を期待できるため、ミックスナッツで一緒に食べるのも良いでしょう。ただ、単体で売られているバターピーナッツなどは油や塩分が多いので、ダイエットには不向きです。
ピーナッツを食べるときは、他のナッツと同じように素焼きのものを選ぶようにしましょう。
ミックスナッツダイエットのススメ
ナッツには、たくさん良い成分が含まれていますが、いくつかの注意点があります。まず、ナッツを食べすぎてしまうとカロリーオーバーしてしまうため、1日に摂取する量は守るようにしましょう。
ナッツの種類によっては、カロリーが高いこともあるため、一種類を集中して食べるとカロリーオーバーとなることもあります。ナッツダイエットをするなら、さまざまな種類のナッツをまんべんなく食べるようにしましょう。
また、ナッツに含まれる食物繊維の作用により、人によってはお腹が緩くなってしまうこともあります。ナッツを食べてお腹が緩くなりやすい方は、量を調整して一度にたくさん食べすぎないようにしましょう。
まとめ
ナッツダイエットについてさまざまな情報を詳しくご紹介しました。ナッツにはたくさんの成分が含まれており、食べるサプリメントと呼ばれるくらい高い栄養が詰まっています。
美容や健康のために食べる方も多いですが、ダイエット効果も高いことがお分かりいただけたと思います。美味しく楽しく続けることができ、なおかつ美容面の効果も期待するなら、ナッツダイエットが最適でしょう。
ナッツダイエットを行う場合は、1日に摂取する量を守り、体調を見ながら食べるようにしてください。また、ナッツダイエットは継続することが大切ですので、そのまま食べるだけでなくサラダに振りかけたりアレンジしたりしながら楽しく続けてください。