プールダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

プールダイエットを行う前に知っておきたいこと

ダイエットをしよう!と決意したときは、誰もがやる気に満ち溢れていますが、結果がついてこないとどんどん気持ちは冷めて、ダイエットが苦痛に感じてくることがありますよね。ダイエットが思うように進まないと、続けることは難しくなり簡単に挫折してしまいます。

しかし、ダイエットをしてがんばった分だけきちんと結果が出てきたなら、やる気はますますアップしますし、ダイエットを続けるモチベーションも保ちやすくなるでしょう。ダイエットを続けやく、効果も実感したいなら、効率の良いダイエット方法を選ぶ必要があります。

運動系でダイエットするなら、ダントツでオススメしたいのが「プールダイエット」です。プールダイエットなら、効率よく脂肪を燃焼させて結果を出すことが可能になります。そんなプールダイエットについて、さまざまな情報を詳しくご紹介していきましょう。

プールダイエットとは

プールダイエットとは

プールダイエットとは、プールを利用してさまざまな運動を行うことで、効率よくダイエットを行う方法です。

運動系のダイエットはたくさんありますが、プールを利用したダイエット方法は消費カロリーが高く、効率も良いため、確実に結果を出したい方にとって最適な方法だと言えるでしょう。

水圧のダイエット効果は

水圧の効果について

プールダイエットは、他の運動系ダイエットに比べて何が大きく違うのでしょうか。まず、プールに入ることで水圧の影響を大きく受けることになります。

水圧は、ありとあらゆる方向からかかってくるため、地上で運動するよりも筋肉を大きく使い、血流も促進されやすくなるのです。

ケガをしにくい

ケガをしにくい

プールダイエットは、他の運動系ダイエットに比べると、ケガをしたり傷めたりする可能性がグンと低いと言われています。これは、プールに入ることで浮力がかかり、地上の運動に比べると重力から解放されるからです。

例えば、ウォーキングを行う場合、歩くときに使う足首や膝、股関節、腰には体重や重力がのしかかり続けます。強い反動が何回もかかるため、ダイエットをがんばればがんばるほど、傷めてしまうのです。

しかし、水の浮力が加わることで体重や重力の負担を軽減することができるため、激しく運動をしても傷めたりケガをしたりする可能性が低くなります。そのため、プールダイエットは身体を健やかに保ちながら、長く続けることができるのです。

プールダイエットのやり方について

プールダイエットは、その人のスキルや目標に合わせてさまざまなやり方を選んでいきます。泳ぐのがあまり得意ではない方は、水中ウォーキングや、ビート板を使った運動を行いましょう。

泳ぎが得意な方は、クロールや平泳ぎ、背泳ぎなど得意な泳ぎ方で運動していきましょう。まずは、水中ウォーキングからご紹介していきます。

水中ウォーキングでダイエット

水中ウォーキングでダイエット

プールダイエットでは、あまり泳ぎが得意ではない方に向けてもダイエット方法をご紹介しています。泳ぎがあまり得意でない方や、体力に自信が無い方は水中ウォーキングが適しているでしょう。

水中ウォーキングと聞くと、あまり消費カロリーが高くないように感じてしまうかもしれませんが、地上で歩くよりも多くの消費カロリーを生みます。

地上をウォーキングする場合、約1時間歩いても、消費されるカロリーはたった150キロカロリー程度です。しかし、水中ウォーキングなら、約1時間で370キロカロリーも消費することが可能です。

年齢や体型によっても消費カロリーは違いますが、およそ3倍以上の効果を得ることができるでしょう。

水中ウォーキングのやり方

水中ウォーキングのやり方

プールダイエットで泳ぎが得意ではない方は、水中ウォーキングでダイエットしていきましょう。水中ウォーキングのやり方としては、大股で早く歩くことが大切です。

ゆっくりダラダラ歩いていると、水の抵抗をあまり感じないためダイエット効果が上がりにくくなります。早く歩こうとしても、水の浮力がかかっているため、思った以上に力が必要になってくるでしょう。

水面が自分の胸あたりにくる深さのプールで行うと、しっかり身体に負荷がかかるのでオススメです。

いろんな歩き方や水中エアロビ

いろんな歩き方や水中エアロビについて

プールダイエットで水中ウォーキングを行う場合、大股で早足がポイントとなります。まっすぐ歩こうとしても、水の圧力によりバランスを崩しやすいですが、それがダイエット効果に繋がるのです。

前に歩くことに慣れてきたら、横向きに歩いてみたり、上半身をねじりながら歩いたり、後ろ向きで歩いたりしてみましょう。さまざまな歩き方をすることで、細かい筋肉を刺激することができるので、よりダイエット効果をアップさせることができます。

ただ歩くことが苦手な方はまた水中エアロビなども挑戦して見てください。水中ウォーキングは、そのままでもダイエットになりますが、泳ぐのが得意な方はウォーミングアップとクールダウンに取りいれるようにすると良いでしょう。

ビート板を使ったダイエット

ビート板を使ったダイエット

プールダイエットで泳ぐのがあまり得意でない方は、ビート板を使って運動をしていきましょう。ビート板を使えば、息継ぎの心配なく泳ぎ続けることができます。

ビート板に上半身を乗せてバタ足をしたり、平泳ぎをしたりすると良いでしょう。また、上半身をダイエットしたい方は、太腿の間にビート板をはさんで泳ぐと効果的です。

ただ、ビート板を使って泳ぐ場合、普通の泳ぎ方よりスピードが遅めになるので、泳ぐコースを選んで周りに迷惑がかからないようにしましょう。

クロールでダイエット

クロールでダイエット

プールダイエットで、泳ぎが得意な方は、さまざまな泳ぎ方を取り入れて行きましょう。消費カロリーを重視するなら、クロールがダントツでオススメです。

クロールの消費カロリーは、泳ぎ方の中でもトップで、1時間クロールで泳ぎ続けると約1000キロカロリーも消費すると言われています。

年齢や体型、クロールのスピードによっても消費カロリーは前後しますが、それでもダイエットとして効率の良い泳ぎ方と言えるでしょう。

バタフライでダイエット

バタフライでダイエット

プールダイエットで、クロールに並ぶ消費カロリーを打ち出すのがバタフライです。バタフライも、クロールと同じように全身の筋肉をダイナミックに使うので、カロリーを多く消費します。

ただ、バタフライは泳ぎ方が難しく、水しぶきも多く出るため混雑しているプールではやりにくい場合もあります。状況に合わせて、クロールかバタフライを選択できるようにしておきましょう。

平泳ぎでダイエット

平泳ぎでダイエット

プールダイエットで次に消費カロリーが高いのは、平泳ぎです。平泳ぎは、一見ゆったりと泳いでいるように思いますが、意外と多くの筋肉を使っています。

平泳ぎで1時間泳ぎ続けると、約700キロカロリーも消費することができます。クロールやバタフライのように激しく泳ぐよりも、ゆったりとした気持ちで泳げるのでオススメです。

背泳ぎでダイエット

背泳ぎでダイエット

プールダイエットで、平泳ぎと同じくらいの消費カロリーを打ち出すのが背泳ぎです。背泳ぎなら、息継ぎの心配がないので身体を均等に動かし続けることができます。

他の泳ぎ方と組み合わせて、休憩も兼ねて背泳ぎを取りいれるようにすると良いでしょう。また、背泳ぎは他の泳ぎ方と違って身体を外に開きながら泳ぐため、縮みやすい肩周りをほぐして肩こりを解消して暮れる効果もあります。

プールダイエットでさまざまな泳ぎ方をした後、背泳ぎで終了すれば、その後も姿勢をより良く保つことができるでしょう。

時間管理が大切 必ず休憩を摂ろう

必ず休憩を摂ろう

プールダイエットでは、水中ウォーキングやクロール、バタフライなどさまざまなやり方で運動していきます。ただ、ひとつ注意点として必ず休憩をはさむようにしましょう。

少なくとも1時間に1度はプールから上がって休憩するようにしてください。何時間も運動を続けてしまうと、脱水症状を起こしたり予想以上の疲労感に襲われたりするからです。

プールダイエットは、水に入っているため汗をかいている自覚はあまりありませんが、激しく身体を動かしているため、実は地上の運動以上に汗をかいています。

水分補給をしないまま運動を続けてしまうと、身体にもよくありませんし、血液がドロドロになって代謝も落ちるため、必ず休憩して水分補給を行うようにしましょう。

身体を冷やしすぎないように

身体を冷やしすぎないように

プールダイエットは、消費カロリーが高いため、短時間でも効率よくダイエットすることができます。しかし、だからといって長時間運動を続ければ良いというわけではありません。

何時間もプールに入り続けると、身体が冷えてしまうため、かえってダイエット効果を損なう可能性があります。

プールダイエットをする場合は、長くても2時間以内に終えるようにし、必要以上に身体を冷やさないように気をつけましょう。

ストレッチは入念に

ストレッチは入念に

プールダイエットでは、プールを使ってさまざまな運動をしていきます。地上に比べると浮力があるため、重力の影響は少ないですが、だからといって準備体操を怠ってしまうと足がつる原因となるので気をつけましょう。

プールに入る前に、しっかりとストレッチしておくことで、足がつることを防いでくれます。また、プールから上がった後も、入念にストレッチしておくことで筋肉の疲労を和らげやすくなるでしょう。

摂取カロリーの増加に注意

摂取カロリーの増加に注意

プールダイエットを始めると、今までよりも消費カロリーがアップするため、どんどんダイエットしていくことができます。しかし、あまり体重や体型に変化がないという方は、摂取カロリーが増加していないかチェックしてみるようにしましょう。

消費カロリーが多いということは、それだけ身体のエネルギーが不足するということですから、エネルギーを補おうと空腹感が強まります。そのため、気づかないうちに食べる量が増えてしまっていることがあるのです。

せっかく消費カロリーをアップさせても、摂取カロリーも同じようにアップしてしまえば、ダイエットをすることはできません。

通常の食事量が明らかに多すぎる方も、ダイエット効果が得にくくなるので、1日の摂取カロリーの上限を守るようにしましょう。

1日の摂取カロリーについて

プールダイエットをしても体型や体重が変わらないという方は、摂取カロリーが多すぎる可能性があります。

1日に摂取するカロリーの目安は、およそ1800~2200キロカロリーと言われていますので、その範囲内に抑えるようにしましょう。

1日3回食事を摂るとしたら、1回あたりの食事は600~730キロカロリーとなります。おやつを食べる場合は、その分1回あたりの食事量を減らす必要があるでしょう。1日に摂取するカロリーのバランスを見ることで、プールダイエットの効果をムダにしないようにしてください。

プールダイエットの効果を上げる方法

プールダイエットの効果を上げる方法

プールダイエットは、そのままでも消費カロリーが多いため、効率の良いダイエット方法ですが、さらに効果を上げる方法をご紹介しておきましょう。

プールで行う運動は、有酸素運動となるため実は脂肪が燃焼されるまでには20分以上運動を続ける必要があります。それは、脂肪は分解されなければ燃焼されない仕組みとなっているからです。

脂肪が分解されるまでに有酸素運動を20分続ける必要があるため、同じ1時間でも脂肪が燃焼される時間は40分となります。

しかし、プールダイエットの前にある行為をしておけば、脂肪の分解を早め効率よく脂肪を燃焼させることができます。その方法について、詳しくご紹介しておきましょう。

筋力トレーニングで効果アップ

筋力トレーニングで効果アップ

プールダイエットの効果をアップさせるには、プールダイエットの前にハードな筋力トレーニングを行っておきましょう。

ハードな筋力トレーニングは無酸素運動となりますが、筋肉のスイッチを入れて脂肪を分解するスピードを速めてくれる作用があります。そのため、プールダイエットを始める前に、ハードな筋力トレーニングを済ませておくようにしましょう。

コーヒーで効果アップ

プールダイエットの効果をアップさせる方法として、コーヒーを飲む方法もあります。コーヒーに含まれているカフェインやクロロゲン酸には、脂肪を分解する作用があるので、プールダイエットの20分~30分前にブラックコーヒーを飲んでおけば、効果が期待できるでしょう。

まとめ

プールダイエットについて詳しくご紹介しました。消費カロリーが高く、効率のよいダイエット方法ですが、さまざまな注意点もクリアしておくことが大切です。

絶対に結果を出したい方は是非、プールダイエットにチャレンジしてみてくださいね。