プーアール茶ダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

プーアール茶ダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

酢豚や回鍋肉、餃子にラーメンなど油っこい中華料理を食べると、中国茶が飲みたくなるという方も多いのではないでしょうか。実は、油っこい中華料理を食べるときに中国茶を飲むことは非常に理にかなっているのです。

中国茶には脂質を吸収しにくくしたり分解したりする作用があるため、必要以上に脂を身体に吸収せずに済みます。中国茶にもさまざまな種類がありますが、特にお勧めしたいのが「プーアール茶」です。

プーアール茶にはたくさんの成分が含まれており、ダイエットにも効果を発揮してくれます。油っこい中華料理以外にも、プーアール茶をプラスすることで、驚くほどダイエット効果を実感することができるでしょう。そこで、プーアール茶を用いたダイエット方法について、やり方や注意点など詳しくご紹介していきましょう。

プーアール茶ダイエットとは?

プーアール茶ダイエットとは?

プーアール茶ダイエットとは、プーアール茶を飲むだけでダイエット効果を引き出すことができる、とてもシンプルなダイエット方法です。

プーアール茶は、味も風味も日本人に馴染みやすいため、無理なく飲み続けることができるでしょう。

ただ、プーアール茶ダイエットも、やり方を間違えてしまうとダイエット効果があまり出なかったり、胃腸を傷めてしまったりする可能性もあります。正しく安全に行うためにも、プーアール茶ダイエットについて詳しくご説明していきましょう。

プーアール茶ダイエットのやり方について

プーアール茶ダイエットのやり方について

 

プーアール茶ダイエットのやり方は、非常にシンプルです。食事中や、食後にプーアール茶を1杯~2杯飲むだけでダイエット効果を引き出すことができます。

1日3食食べる場合、1日に3杯~6杯のプーアール茶を飲むことになるでしょう。また、おやつや夜食などをどうしても食べたい時も、プーアール茶を組み合わせるようにしてください。

プーアール茶とは?

プーアール茶とは?

プーアール茶ダイエットでは、プーアール茶を食事中や食後に飲みますが、そもそもプーアール茶とはどのようなものなのでしょうか。プーアール茶の原材料は緑茶です。

緑茶にコウジカビをつけて発酵させてできたものが、プーアール茶となっています。緑茶を発酵させたお茶には、中国茶や紅茶などもありますが、プーアール茶はコウジカビを付けて発酵させるため、味や香り、成分までもが違ってくるのです。

プーアール茶の歴史について

プーアール茶の歴史について

プーアール茶は、緑茶にコウジカビをつけて発酵させてできたものです。プーアール茶の歴史は古く、中国では約2000年以上も前から飲まれていたと言われています。

日本にプーアール茶が伝わったのは奈良時代のことで、現在から約1300年以上も前になります。ダイエットに良い飲み物として広く知られたのは近年のことですが、プーアール茶の歴史はそれより前から続いてきたものなのです。

原産国に注目しよう

プーアール茶ダイエットでは、プーアール茶を食事中や食後に飲みますが、毎日飲むからこそ原産国を気にする必要があります。本場は中国ですが、ベトナムやミャンマーでも作られています。

安全性を重視するなら日本産のプーアール茶を選ぶと安心でしょう。ただ、プーアール茶によって風味も味も大きく異なりますので、自分が飲みやすいものを見つけることが大切です。

毎日、毎食だからこそ、食事に合いやすいシンプルな味わいのプーアール茶を選ぶことが、長続きの秘訣になるでしょう。

なぜプーアール茶なのか 理由、効果

なぜプーアール茶なのか 理由、効果

プーアール茶ダイエットでは、1日に何杯もプーアール茶を飲みますが、なぜプーアール茶がダイエットに良いのでしょうか。他の中国茶やお茶ではなく、プーアール茶なのは、さまざまな成分が含まれているからです。

プーアール茶には、ポリフェノールやビタミンB群、ミネラルなどが含まれています。それぞれの役割がダイエット効果を引き出してくれるからこそ、プーアール茶を選ぶ必要があるのです。さまざまな成分の効能について、詳しくご説明しておきましょう。

重合型ポリフェノールについて

重合型ポリフェノールについて

プーアール茶がダイエットに良いのは、重合型ポリフェノールが含まれているからです。重合型ポリフェノールは、プーアール茶にしか含まれていない成分で、複数のポリフェノールが融合して変化した成分のことを言います。

プーアール茶は緑茶からできているため、ポリフェノールの一種であるカテキンから変化して重合型ポリフェノールになっています。そのため、重合型カテキンと呼ばれることもあるでしょう。

重合型ポリフェノールの効能について

重合型ポリフェノールの効能について

プーアール茶に含まれている重合型ポリフェノール(重合型カテキン)には、どのような効能があるのでしょうか。まず、重合型ポリフェノールには強い抗酸化作用があります。

抗酸化作用と言えば、アンチエイジングのために役立つ成分というイメージを持つ方もいらっしゃるでしょうが、実は脂肪の吸収を予防するダイエット作用もあるのです。

食事中や食後にプーアール茶を飲むことで、食事からとる余分な脂肪を全て吸収せずに済みます。だからこそ、プーアール茶は食事中や食後に飲むことが大切なのです。

血糖値の上昇を抑える作用

血糖値の上昇を抑える作用

プーアール茶に含まれている重合型ポリフェノール(重合型カテキン)は、血糖値の上昇を抑える作用もあります。食事中にプーアール茶を一緒に飲むことで、糖質が身体に吸収されるのを防いでくれるからです。

糖質の吸収を防ぐことで、血糖値の急上昇が抑えられるということは、血糖値の急降下も防げるということになります。急上昇した血糖値は、急降下しやすいという特徴があるからです。

血糖値が急降下すると、集中力が切れたり空腹感が出たりして栄養を補給しようとする意識が働きやすくなります。そのため、本来は必要ではない食べ物に手が伸びるようになってしまうのです。

しかし、食事中にプーアール茶を飲んで血糖値の急上昇を抑えることができれば、不必要な食べ物に手が伸びることもなくなるでしょう。

没食子酸の効能について

没食子酸の効能について

プーアール茶がダイエットに良いのは、没食子酸(モッショクサンシ)という成分が含まれているからです。没食子酸もまた、カテキンが発酵する過程で生まれる成分で、ポリフェノールの一種でもあります。

没食子酸には、強力な抗酸化作用があるため、身体に不必要な脂肪が吸収されることを防いでくれるでしょう。重合型ポリフェノールと一緒に摂ることで、さらに抗酸化作用を高めることができるため、ダイエット効果を促進しやすくなります。

タンニンの効能について

タンニンの効能について

プーアール茶がダイエットに良いのは、タンニンという成分が含まれているからです。タンニンもポリフェノールの一種で抗酸化作用が強くダイエットをサポートしてくれる効能があります。

身体に不必要なコレステロールや脂質が吸収されると、参加して血管の壁に蓄積して血流を滞らせてしまうことがあります。血流が滞ると代謝が落ちて脂肪がさらに蓄積されやすくなるため、悪循環となるでしょう。

しかし、プーアール茶に含まれているタンニンの抗酸化作用により、コレステロールや脂質の吸収が抑えられ、なおかつ酸化を防ぐことができるので、血流を阻害するようなことはなくなるでしょう。

リパーゼの効能について

リパーゼの効能について

プーアール茶がダイエットに良いのは、リパーゼという成分が含まれているからです。リパーゼとは消化酵素の一種で、脂肪の分解をサポートして身体の外へと排出させる作用があります。

そのため、食事から摂取した脂肪を身体に蓄積しにくくしてくれます。食事中に飲むことで、さらに効率よく脂肪の蓄積を抑えることができるでしょう。

プーアール茶ダイエットの注意点

プーアール茶がダイエットに良いのは、さまざまな成分が関係していることがお分かりいただけたと思います。ただ、プーアール茶をたくさん飲めばその分ダイエットしていくかというとそうではありません。

適量を守らなければ身体に負担となることもあるので、注意が必要です。そこで、プーアール茶ダイエットの注意点についてもご紹介していきましょう。

飲みすぎに注意

飲みすぎに注意

プーアール茶ダイエットの注意点として、飲みすぎないように気をつけましょう。ご紹介した通り、プーアール茶には脂肪や糖質の吸収を抑えたりする効果がありますが、飲みすぎることで必要以上に脂質の吸収を抑えてしまうことがあるからです。

乾燥肌の方は、肌がさらにカサカサになったりしてしまうこともあるので、1回の食事につきプーアール茶は2杯までに抑えるようにしましょう。

カフェインに注意

カフェインに注意

プーアール茶ダイエットの注意点として、カフェインの存在もご紹介しておきましょう。プーアール茶の原料は緑茶ですので、当然カフェインも含まれています。

カフェインを過剰に摂取してしまうと、ホルモンや自律神経のバランスが崩れたり、夜眠れなくなったりすることもあるので注意が必要です。

プーアール茶の他に、コーヒーや紅茶も頻繁に飲むという方は、カフェインの過剰摂取になりやすいので、量を調整するようにしておきましょう。

トイレの回数に注意

トイレの回数に注意

プーアール茶ダイエットの注意点として、トイレの回数にも気をつけましょう。プーアール茶にはカフェインやカテキンが含まれているため、利尿作用が起きやすくなります。

頻繁にトイレに行くことが増えていくこともありますし、夜中に目が覚めて睡眠不足になることもあるので注意しましょう。夕食にプーアール茶を飲む場合は1杯までに抑えて、寝る前は水分を摂り過ぎないことも大切です。

また、利尿作用により水分が外に出た分、体内の水分は不足してしまいますので、お茶ではなく水分補給をしっかり行うようにしましょう。

空腹時に注意

空腹時に注意

プーアール茶の注意点として、空腹時に飲まないようにすることもご紹介しておきましょう。プーアール茶は脂肪や糖質の吸収を防ぐ作用が強い分、胃が空っぽの状態で飲んでしまうと負担をかけてしまうことがあります。人によっては、胃に痛みを感じることもあるでしょう。

それを防ぐためには、空腹時にプーアール茶を飲まないようにすることが大切です。食前や小腹が空いた時などは、プーアール茶ではなくお水を飲むようにしましょう。

温度に注意

温度に注意

プーアール茶ダイエットの注意点として、次にご紹介したいのが温度です。プーアール茶を飲むときは、冷たい状態だと胃腸に負担をかけてしまいますので、常温か少し温めておくようにしましょう。

特に食後は温かいプーアール茶を飲むと、満足しやすくなります。もう一杯ご飯を食べたいなという時は、一呼吸置いてゆっくりプーアール茶を飲むと気持ちが落ち着いてくるでしょう。

暴飲暴食はNG

暴飲暴食はNG

プーアール茶ダイエットの注意点として、暴飲暴食しないということも挙げておきましょう。プーアール茶ダイエットでは、食事中や食後にプーアール茶を飲むことでダイエット効果を引き出していきますが、明らかにカロリーオーバーとなっている食事では、ダイエット結果は現れてきません。

体重や年齢、体型に適した摂取カロリーの上限がありますので、自分に必要なカロリーをしっかり把握し、その範囲内に抑えるようにしましょう。

摂取カロリーを大幅に超えるようなことが無ければ、プーアール茶ダイエットで少しずつダイエットは進んで行きます。そのため、プーアール茶さえ飲んでいれば、どんなものを食べても平気だと勘違いしないようにしましょう。

運動をプラスしよう

運動をプラスしよう

プーアール茶ダイエットの効果をアップさせたいのなら、運動をプラスするのがオススメです。プーアール茶の成分には、糖質や脂質の吸収を抑え、コレステロールを分解して排出しやすくする作用があるため、運動を組み合わせることで効率よく脂肪を減らすことができるからです。

ウォーキングや縄跳びなど、有酸素運動を取り入れることで分解された脂肪が燃焼しやすくなるでしょう。

まとめ

プーアール茶ダイエットについて詳しくご紹介しました。プーアール茶にはさまざまな成分が入っているため、食事中や食後に飲むだけでダイエット効果を引き出すことができます。

ただ、摂取カロリーの上限を守ることや、飲み方を間違えないことが大切になりますので、ダイエットのやり方を充分理解したうえでスタートするようにしましょう。

美味しいプーアール茶を見つけて飲むことで、気持ちもリラックスさせながらダイエットを続けることができますので、いろんなプーアール茶を試して、楽しみながらダイエットをスタートさせてくださいね。