白湯ダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

白湯ダイエットを行う前に知っておきたいこと

少し前から、モデルさんや女優さんの間で広まっているアイテムに「白湯」があるのをご存知でしょうか。白湯を飲むと、身体があたたまりデトックス効果も高まることから、ダイエット方法としても注目を浴びています。

しかし、白湯ダイエットを知っていても、具体的な内容は正確に知らないという方も多いのではないでしょうか。そこで、白湯ダイエットについて、やり方やコツなどの情報を詳しくご紹介していきましょう。

白湯ダイエットとは?

白湯ダイエットとは?

白湯ダイエットとは、白湯を飲むだけのシンプルなダイエット方法です。白湯とは、お湯のことで「さゆ」と読みます。水をお湯にして飲むだけの非常に簡単なものなので、どんな人でもすぐに取り入れやすいのが魅力です。

また、他のダイエット方法と違い、お金もかからずダイエットのストレスも溜まりにくいことから、幅広い人たちに受け入れられています。

白湯ダイエット方法 やり方

白湯ダイエット方法 やり方

白湯が完成したら、一気に飲まないように注意してください。白湯は吸収率が高いため、ごくごく飲んでしまうと、水分バランスが崩れてむくみが生じたり、血液が薄くなってしまったりすることがあるからです。

白湯を飲むときは、10分~20分ほどかけて、ひと口ずつゆっくりと飲むようにしましょう。また、朝一番に白湯を飲むときは、よりゆっくり飲むように心がけてください。

昼食や夕食のときは、白湯と一緒に飲みながら食べますが、朝食の時は白湯を先にのみ、30分ほど経ったら朝食を食べるようにすると、内臓に負担がかからず消化や吸収もスムーズになります。

白湯ダイエットで白湯の飲む量

白湯を飲む量について

白湯を飲むときは、1回につきコップ1杯(180ml~200ml)で充分です。1日に飲む白湯の量は800ml位がちょうど良いでしょう。白湯は吸収率が高いため、たくさん飲みすぎると却って身体がむくんでしまうことがあります。

また、水分の摂りすぎで血液が薄まりパワーが出にくくなってしまうこともあるので、注意が必要です。ダイエットに効果的だからといって飲みすぎると、かえって水太りとなってしまう可能性があるので、1リットルは超えないようにしてください。

白湯ダイエットで飲むタイミング

白湯を飲むタイミングについて

白湯ダイエットでは、朝起きたときと、食事の時に白湯を取り入れていきます。必ず実行していただきたいのが、朝一番に飲む白湯で、これがダイエット効果を生み出してくれる重要な土台となります。

朝起きたばかりの身体は、まだ寝ぼけている状態となっているため、急に冷たい水を飲んだり、朝食を食べ始めたりしてしまうと、内臓がビックリして負担をかけてしまいます。

しかし、朝起きて最初に口にするものを白湯にすることで、身体に負担をかけず自然に目覚められるようになるのです。その他にも、白湯はさまざまな効果を生み出してくれますので、ご紹介していきましょう。

白湯ダイエットの効果

体温の上昇の効果

体温の上昇

白湯ダイエットを始めると、身体の冷えが解消されていくようになります。特に、朝一番の白湯を飲んだ時は、体温が上昇していくさまを実感することができるでしょう。

実際に、白湯を飲むと内臓の温度が1℃上昇することがわかっています。内臓の温度が上がると動きが活発になり、消化や吸収、排出の動きがスムーズになります。身体に溜まっていた老廃物が排出されることで、身体もスッキリとしてくるでしょう。

基礎代謝がアップする効果

基礎代謝がアップする

白湯ダイエットを始めると、身体の脂肪が少しずつ燃焼しやすくなっていきます。これは、白湯を飲むことで内臓の温度が上がり、基礎代謝がアップしていくからです。

基礎代謝がアップすると、今までと変わらない行動をしていても脂肪が燃焼されやすくなり、消費されるエネルギーが上がります。

具体的に言えば、白湯を飲むことで内臓の温度が1℃上昇し、基礎代謝は約10%~12%上昇するため、食べたカロリーもすぐにエネルギーに変えることができるため、脂肪が蓄積されにくい体質へと変化していくでしょう。

むくみを除去する効果

むくみを除去する力

白湯ダイエットを続けていくと、むくみも除去されるようになってきます。これは、白湯を飲むことで身体が温まり血液やリンパの流れがスムーズになるからです。また、血液やリンパの流れが促進されることで、尿が出やすくなり身体に溜まった水分を排出しやすくなります。

さらに、内臓温度が上昇することで身体の冷えが改善され、むくみの原因を取り除くことができることも関係しているでしょう。

むくみは放置しておくと脂肪が入り込みセルライト化してしまうこともあるため、白湯ダイエットで防止していくようにしましょう。

便秘知らずの効果

便秘知らずの身体へ

白湯ダイエットを続けていくと、便秘も解消されるようになっていきます。白湯を飲むことで、内臓の温度が上がり腸の運動も活発になるからです。腸は蠕動運動をすることで中にある便を外に押し出すことができますが、冷えている状態だと動きが鈍くなるため、便が滞りやすく便秘になってしまいます。

しかし、白湯を飲めば蠕動運動が活発になりますし、水分が便を柔らかくしてくれるためスムーズな排便環境が整いやすくなります。溜まった便を排出されれば体重もポッコリお腹も解消されますし、お肌もキレイになります。

慢性的な便秘を抱えている人は、便秘解消の方法や美肌の秘訣としても白湯ダイエットを取り入れて行くと良いでしょう。

白湯ダイエットの注意点

白湯ダイエットの注意点

白湯ダイエットは、内臓から身体を温めてダイエット効果を促していきます。嬉しい効果がたくさんありますし、手軽なダイエットなので毎日の習慣にしやすいですが、注意点もあるのでご紹介しておきましょう。

白湯を飲む量でもご紹介しましたが、白湯ダイエットで白湯を大量の飲むことは逆効果となります。白湯は普通のお水と違い吸収率が高いため、たくさん飲みすぎると、むくみや血液を薄める原因となる可能性があるので、1日800ml前後にしてください。

また、内臓をさらに温めようと熱々のお湯を飲むこともやめましょう。白湯の温度は50℃前後が適しており、それ以上熱いと内臓に負担をかけてしまう可能性があります。また、低い温度だと内臓を温める効果が低くなってしまうので、適温を逃さないようにしましょう。

白湯ダイエットで食事と一緒に飲むコツ

白湯を食事と一緒に飲むコツ

白湯ダイエットでは、朝一番の白湯から始まり、食事の時にも白湯を取り入れて行きます。基本的に、白湯はひと口ずつゆっくり飲んでいくので食事の最中もこのペースを心掛けるようにしましょう。

食事の前に白湯をひと口、ふた口飲んで内臓を温めたら、食事の合間にちょこちょこと飲むようにしてください。大量の白湯を飲むと、胃液が薄まり消化の働きを弱めてしまう可能性があるので、飲みすぎないように注意しましょう。

食事をしながら白湯を飲むと、冷めて温度が低くなりやすいので、コップ半分から飲み始め、途中で足すようにすると温度を一定に保ちやすくなります。

寝る前白湯で痩せるを加速

寝る前白湯で痩せるを加速

白湯ダイエットでは、朝起きたら一番初めに口にするのを白湯にし、食事の時にも白湯を取り入れていきます。更に効果を上げるなら、寝る前にも白湯を取り入れて行くようにしましょう。寝る前に白湯をコップ半分飲むことで、寝つきが良くなり水分不足も解消することができます。

身体が冷えた状態でいると、寝つきが悪くなってしまいますが、白湯で身体を温めることで体温が上昇し眠りに入りやすくなります。眠気は、温度が下がることで引き起こされますから、白湯で温めた身体が落ち着く頃には、スムーズに睡眠へと移行できているでしょう。

また、寝ている時には汗などで思った以上に水分を排出していますので、水分補給の意味でも白湯を飲むようにしてください。ただ、寝る前にたくさん白湯を飲んでしまうと、身体がむくんでしまう可能性があるので、寝る前の白湯はコップ半分程度に抑えておくと安心でしょう。

白湯がまずいと感じる場合

白湯がまずいと感じる場合

白湯ダイエットを始めてみると、味が苦手だと感じる方もいらっしゃるでしょう。白湯をまずく感じるのは、身体の中に老廃物が溜まっているからです。白湯ダイエットを続け、老廃物が排出できて来たら、徐々に白湯の味が変化してきます。次第に、白湯を甘く感じたり、少しの塩気を感じたりし始めるでしょう。

老廃物が溜まっていない身体は、さまざまな刺激にも反応できるようになるため、白湯本来の味を確かめられるようになるからです。

白湯ダイエットを続けても、味が苦手なままだという方は、お水の種類や沸かすやかん、鍋の種類を変えてみるようにしましょう。ホーロー、ステンレスなら、ニオイも付きにくいですし白湯も美味しく感じやすくなります。また、鉄のやかんや鍋なら、白湯に鉄分が入るためサプリメント感覚で摂取することができます。

お茶ではダメなの?

お茶ではダメ?

白湯ダイエットを始めたばかりの頃は、味のない温かい飲み物を苦手に感じることもあるでしょう。お茶だとダメなのかと思ってしまいますが、お茶の成分が入っていると、利尿作用が生じたり空っぽの胃腸に負担がかかったりします。

白湯は、何の成分も入っていないからこそ吸収しやすく負担も少なくすることができるのです。そのため、お茶ではなく白湯が一番適していると言えるでしょう。

ダイエットに効果的な白湯の作り方

白湯ダイエットでは、白湯を飲むことでダイエットをしていきますが、具体的に白湯はどのようにして作るのでしょうか。手軽な方法としては、お水をコップに入れてレンジでチンをしたり、電気ポットを利用したりします。

しかし、ダイエットの効果を高めたい場合は、お水から火で沸かすことが重要になるでしょう。実は、白湯のルーツはアーユルヴェーダから来ています。正しい白湯の作り方を、改めてご紹介しておきましょう。

白湯の作り方 火で沸かす

白湯の作り方 火で沸かす

白湯ダイエットは、お湯を飲むダイエットですが、そのルーツはインドの伝統医学であるアーユルヴェーダから来ています。よりダイエット効果を高めるためにも、正しい白湯の作り方を学んでおきましょう。

アーユルヴェーダの白湯は、火と風のエネルギーを使うことが重要になります。やかんにタップリのお水を入れたら、火にかけて沸騰させ、火のエネルギーをお水に移していきます。水が沸騰してボコボコと気泡が経ち始めたら、そのままの状態で10分間お湯を沸かし続けてください。

お湯が沸騰し続けることで、風のエネルギーが注入されていきます。10分経ったら火を止め、コップにお湯を注いで冷めるのを待ちましょう。お湯の温度が50℃前後に下がれば、白湯の完成です。

作り置きもOK

作り置きもOK

アーユルヴェーダ式の白湯は、ダイエット効果が高いので是非作ってみてください。毎回白湯を作るのは大変なので、作り置きしておくのも良いでしょう。やかんで10分間沸かしたお湯は、ポットに入れておけば温度を保つことができます。白湯を飲む度にポットから必要な量だけお湯を注げるので、とっても便利です。

やかんがない場合は、鍋でも代用可能です。沸騰すると吹きこぼれる可能性があるので、お水はギリギリまで入れないようにし、沸騰したら蓋を外すようにしましょう。

キッチンがオール電化という方は、食卓用の小さなガスコンロで沸かすのが理想的です。アーユルヴェーダ式の白湯を作るには火のエネルギーが必要なので、可能ならガスの火で沸かすようにしましょう。

白湯ダイエットは50℃前後まで下げよう

白湯は50℃前後まで下げよう

白湯の作り方は、お水を火にかけて50℃前後まで下げてから飲みます。沸騰したばかりの熱々のお湯だと、ヤケドする心配がありますし、熱過ぎる飲み物は内臓の負担になるからです。

50℃前後の白湯なら、内臓にも優しく吸収力にも優れているので、冷めるまで待つようにしましょう。感覚としては、コップを触った時にじんわりと温かく、人肌より高めという温度になります。

ただ、時間がないから早く温度を下げようとお水を足すのはやめるようにしてください。せっかく火と風のエネルギーを入れた白湯のパワーが落ちてしまうと考えられているからです。白湯をコップに注いだら、食事の準備をしたり、ストレッチをしたりしながら温度が下がる時間を有効活用すると焦らず待つことができます。

まとめ

白湯ダイエットについて詳しくご紹介しました。白湯ダイエットのルールを守り、毎日の白湯で簡単にキレイになってください。