
炭水化物はダイエットの敵!だから、麺類を食べるなんてもってのほかと思っている方は多いのではないでしょうか。確かに、炭水化物の摂り過ぎは太りやすい原因となりますし、麺類も太りやすいというイメージがありますよね。しかし、ひとまとめに麺類といってもカロリーは大きく異なるのです。
実は、「うどん」は炭水化物の中でもダイエットに最も向いていると言われています。うどんを食べることでダイエットできる方法もあるくらいです。「麺類=太りやすい」というイメージがあった方にとっては、ビックリな事実ですよね。
うどんを食べてダイエットすることができれば、うどん大好きな方にとっては大きなメリットになります。そこで、うどんダイエットについてやり方や細かなポイントなど詳しい情報を幅広くご紹介していきましょう。
うどんダイエットとは?
うどんダイエットとは、1食分の食事をうどんにすることでダイエット効果を引き出していく方法です。大好きなうどんを食べながらダイエットすることができますし、うどんを食べることで満腹感も充分得られるため、続けやすいダイエットだと言えるでしょう。
ただ、うどんダイエットを行うためにはいくつかのポイントを押さえておく必要があります。うどんの食べ方や選び方を間違ってしまうと、痩せるどころか太ってしまう結果にもなりかねませんので注意しましょう。
うどんダイエットに失敗しないためにも、まずは正しいうどんダイエットのやり方についてご紹介していきたいと思います。
うどんダイエットのやり方について
うどんダイエットのやり方は、とってもシンプルで簡単です。1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。朝、昼、晩とどのタイミングでも構いませんので、それぞれのライフスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
朝うどんの場合
うどんダイエットは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。朝時間がなくて朝食を食べる習慣がないという方は、朝にうどんを食べてしっかり栄養補給するようにしましょう。
朝食を食べないまま出かけてしまったり、家事をスタートさせたりすると、身体や脳を動かすためのエネルギーが不足してしまいます。すると、体温も上昇しにくく筋肉も活発に動かないため、代謝が上がらず脂肪燃焼効果がアップしないままの状態になってしまいます。
しかし、朝食にうどんを食べておけばエネルギーをしっかり補給することができるため、体温が上がり代謝もアップしやすくなるでしょう。朝は食欲が湧きにくいという方も、うどんならサッパリと食べることができるのでオススメです。
昼うどんの場合
うどんダイエットは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。お昼は外食で済ますことが多いという方は、昼うどんがオススメです。お昼を外食にすると、丼ぶり物やボリュームがあるものばかりを選んでしまいやすいからです。
カツ丼やラーメン、パスタだと脂もカロリーもたっぷり含まれていますし、ごはんを大盛りにできたりおかわりできたりすることもできるので、あっという間にカロリーオーバーしてしまいます。しかし、うどんなら脂がほとんど含まれていないのでカロリーを摂り過ぎずヘルシーに食べることができます。また、忙しいランチタイムでも、さっとうどんが出てくるので焦ることなく食べることができるでしょう。
夜うどんの場合
うどんダイエットは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。もしダイエットの成果をより早く得たいのなら、夜にうどんを食べるようにすると良いでしょう。
夜うどんにするとダイエットの成果が現れやすいのは、夜にカロリーオーバーしやすい傾向があるからです。夜の時間帯は、時間に追われることが少ないため、ゆっくりと食事を楽しむことができます。しかしその分、長い時間食べ続けてしまうため、結果的にカロリーオーバーとなってしまうのです。
また、夜に食事を食べてから数時間のうちに寝てしまうため、身体をほとんど動かさずエネルギーが消費されないままとなってしまいます。カロリーをたっぷり摂っているのに、消費量は少ないため、余ったエネルギーが脂肪として蓄積されやすくなるでしょう。
そこで、夜うどんを取り入れることでカロリーオーバーを防ぐことができます。夜遅くに食事を摂る方なら、積極的に夜うどんを取り入れるようにすると良いでしょう。
なぜ、ダイエットにうどんなのか?
うどんダイエットでは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができますが、なぜうどんがダイエットに良いのでしょうか。それは、うどんは他の炭水化物と比べるとカロリーが低く脂肪になりにくいからです。
炭水化物のカロリーを100g単位で調べてみると、パスタが378キロカロリー、そうめんが356キロカロリー、ラーメンが281キロカロリー、食パンが264キロカロリー、白米が168キロカロリー、そばが132キロカロリー、うどんが105キロカロリーとなっています。
パスタとうどんを比べると、273キロカロリーも差があるのです。ごはんと比べても63キロカロリー差があり、炭水化物の中で最もカロリーが低いことがわかるでしょう。うどんの1玉分は、200g~250gなので、1食分食べても260キロカロリーくらいとなります。
さらに、うどんは出汁で食べるためスープや具をプラスしても300~350キロカロリーで抑えることができるため、他の炭水化物に比べると非常にヘルシーなのです。
炭水化物の量に注目!
うどんダイエットでうどんが選ばれるのは、単純にうどんのカロリーが低いからというわけではありません。実は、うどんに含まれる炭水化物の量も少ないのです。
炭水化物の量を100g単位で調べてみると、そうめんが74グラム、ラーメンが63グラム、食パンが46.7グラム、白米が37.1グラム、パスタが28.4グラム、そばが26グラム、うどんが21.6グラムとなっています。炭水化物の量が少ないことで、余分な糖質が身体に残ることを防ぐことができます。
糖質が余ると、脂肪に変換されてエネルギー源として身体に蓄積されてしまうため、炭水化物の量は極力少ない方がダイエットに向いているからです。このように、うどんは低カロリーで炭水化物の量も少ないため、ダイエットに最適な食材なのです。
コシの食べ応えが良い!
うどんダイエットでうどんが選ばれるのは、他の炭水化物に比べて食べ応えがあるからです。それは、うどんには独特の「コシ」があるため、噛む回数が増えて満腹感がアップし、さらに消化に時間がかかるため満腹感が持続しやすいからです。
他の炭水化物はさほど噛まなくても飲み込めるものが多いですが、うどんならよく噛んで食べることが多いため、ダイエットに向いているのです。地域やうどんの種類によっても異なりますが、コシの強いうどんほどダイエット効果が高いと言えるでしょう。
うどんの食べ方について
うどんダイエットは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。しかし、うどんの食べ方によっては高カロリーとなってしまうこともありますので注意が必要です。
うどんに天ぷらをトッピングしたり、濃厚なカレーうどんにしたりすると、ヘルシーな低カロリーのうどんではなくなってしまいますので、シンプルなうどんを選ぶようにしましょう。
トッピングにもヘルシーなものを選ぶことで、よりカロリーを抑えながらダイエット効果を促進することができます。どのようなトッピングがダイエット効果を促進してくれるのか、ご紹介しておきましょう。
うどんに欠かせないネギの効果
うどんダイエットの効果を促進させるなら、トッピングにネギをたっぷりプラスするようにしましょう。ネギに含まれる「アリシン」という成分は、アドレナリンの分泌を促す作用があるため、リパーゼの分泌を促進してくれます。
リパーゼは、脂肪分解酵素の一種なので積極的に脂肪を燃焼しやすくしてくれるでしょう。またアリシンにはビタミンB1の吸収を助ける作用があるため、糖質の代謝をサポートしてくれるのでダイエットには欠かせないトッピングのひとつと言えるでしょう。
ヘルシーなワカメの効果
うどんダイエットの効果を促進させるなら、トッピングにワカメをプラスしましょう。ワカメは低カロリーの食材でありながら、食物繊維が豊富に含まれているので満腹感を増やしてくれます。
また、ミネラルの補給もできますし、ビタミンB2が糖質や脂質の代謝を促進してくれるため、ダイエットを強くサポートしてくれるでしょう。
貴重なタンパク質のタマゴ
うどんダイエットの効果を促進するなら、トッピングにタマゴをプラスしましょう。タマゴにはタンパク質が含まれているため、ダイエット中に不足しやすい部分を補ってくれます。
タンパク質は筋肉の維持や増量に役立ち、代謝をアップしてくれるため、脂肪燃焼効率がよくなるでしょう。また、アミノ酸が豊富に含まれているので栄養面でも欠かせないトッピングだと言えます。
ピリリと一振りしたい七味
うどんダイエットの効果を促進させるなら、七味唐辛子をプラスしましょう。七味唐辛子には、唐辛子を始め青のりや麻の実などさまざまな薬味が配合されています。
唐辛子や麻の実には、身体を温める成分が含まれているため、うどんにプラスすることで体温を上昇させて代謝をアップさせてくれるでしょう。
身体を温めるショウガ
うどんダイエットの効果を促進させるなら、ショウガをプラスしましょう。ショウガには、身体を温める作用があるため、体温を上昇させて脂肪燃焼効果をアップさせてくれます。
タップリのショウガをプラスして、身体をポカポカの状態にしていきましょう。加熱したショウガなら、身体を温める作用が強くなるのでよりオススメです。
うどんの温度について
うどんダイエットでは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。そこで気になるのが、うどんを冷たい状態で食べるか、温かい状態で食べるかという点です。
季節によって食べたいうどんの温度は異なりますが、ダイエット効果を狙うなら、温かい状態でうどんを食べるようにしましょう。
温かいうどんなら、身体を冷やさず温めてくれますし、出汁を一緒に飲むため満腹感も得やすくなります。冷えたうどんにしたい場合は、コシを強めにすることで咀嚼回数をアップするようにすると良いでしょう。
冷凍うどんなら手間いらず
うどんダイエットでは、1日3回の食事のうち、1回をうどんのメニューにするだけでダイエットすることができます。しかし、毎回うどんを茹でる手間が面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、冷凍うどんを活用すると便利です。レンジでチンするだけで茹でたてのようなうどんを作ることができるため、とっても簡単です。うどんダイエットは続けることが大切ですので、手間なく長続きしやすい方法を選ぶようにしましょう。
食べ過ぎに注意!
うどんはカロリーも炭水化物の量も少ないため、1回の食事として置き換えるだけで簡単にダイエットすることができます。しかし、いくらヘルシーなうどんでも食べ過ぎてしまうとカロリーダウンにはなりませんので注意するようにしましょう。
うどんの量を増やしたり、天ぷらなど高カロリーなトッピングをプラスしたりしてしまうと、通常の食事と変わらないカロリーになってしまいますので、気をつけるようにしてください。
どうしても天ぷらなどをプラスしたい場合は、身体を動かしてエネルギーが消費されやすい朝やお昼の時間帯を選ぶようにしましょう。
まとめ
うどんダイエットについてやり方や注意点などさまざまな情報を詳しくご紹介しました。今までうどんは太ると思っていた方も、大きくイメージが変わったのではないでしょうか。
うどんダイエットは、やり方を正しく行いポイントを抑えることで成功しやすくなりますので、ご紹介した情報をしっかりインプットしておきましょう。うどんなら、さまざまな味付けでアレンジことができるので、美味しく楽しくうどんダイエットを続けていってくださいね。