野菜ジュースダイエット知っておきたい効果や方法 注意点など

ダイエットをすると、体重は減るけれど肌がボロボロになってしまったり、ツヤが無くなってしまったりしてしまうことが良くあります。

体重を減らす目的で行うダイエットは、栄養のバランスが偏りやすいため、ダイエットが成功したころには身体のあちこちに不具合が生じてしまうのです。しかし、「ダイエット=不健康なもの」とは限りません。

健康や美肌をキープしながらダイエットを可能にしたのが、「野菜ジュースダイエット」です。野菜ジュースダイエットなら、身体の中からキレイになることができますし、栄養バランスも良いので健康や美肌をキープすることも可能です。

そんな野菜ジュースダイエットは、どのようにして行いどのようなポイントがあるのか、詳しくご紹介していきましょう。

野菜ジュースダイエットとは

野菜ジュースダイエットとは

野菜ジュースダイエットとは、野菜ジュースを飲むことでダイエットをしていく方法です。野菜ジュースというと、市販されている紙パックの野菜ジュースを思い浮かべる方も多いと思いますが、ダイエットで飲むのは手作りの野菜ジュースです。

手作りの野菜ジュースには、市販されている野菜ジュースには少ないとされている、食物繊維や酵素がたっぷりと含まれていますし、糖分が少なく低カロリーです。そのため、野菜ジュースダイエットでは、手作りを基本として取り入れて行くようにしましょう。

野菜ジュースが良い理由

野菜ジュースが良い理由

野菜ジュースダイエットでは、野菜ジュースを飲んでいきますが、なぜわざわざ野菜をジュースにする必要があるのでしょうか。

ひとつは、野菜ジュースにすることで、一度にたくさんの野菜を摂取することができます。そして、野菜ジュースにすることで吸収しやすくなるため、胃腸の負担を減らしてくれるという作用もあるのです。

また、野菜ジュースならさまざまな種類の野菜をブレンドするので、苦手意識のある野菜でも美味しく飲むことができます。そのため、野菜そのものを食べるのではなく、野菜ジュースにするのが良いのです。

野菜ジュースダイエットのやり方

野菜ジュースダイエットのやり方

野菜ジュースダイエットでは、大まかに分けるとふたつの方法があります。

ひとつは、野菜ジュースを食前やおやつの代わりに取り入れる方法で、チャレンジしやすいため初心者にオススメです。もうひとつは、野菜ジュースのみを飲んで過ごす、プチ断食の方法です。

野菜ジュースでプチ断食する場合、さまざまな注意点がありますし、ハードなダイエットなので強い意志を持ってチャレンジする必要があるでしょう。

食前に野菜ジュース

食前に野菜ジュース

野菜ジュースダイエットで、手軽にダイエットしていきたい方は、食事の前に野菜ジュースを飲むようにしましょう。食事の前に、コップ1杯の野菜ジュースを飲むことで胃が膨らんで満腹感が得やすくなり、その後に摂る食事の量を減らしても満足しやすくなります。

野菜ジュースを食前に飲んでおけば、胃が空っぽの状態で必要なビタミンやミネラルなどが吸収されるため、効率よく栄養を摂取することができます。

また、野菜ジュースに含まれている食物繊維が、その後の食事で入ってくる糖質や脂質の吸収を穏やかにしてくれるため、余分なカロリーを身体に取り込まずに済むでしょう。

おやつに野菜ジュース

おやつに野菜ジュース

野菜ジュースダイエットで、手軽にダイエットしたい場合、おやつに野菜ジュースを取り入れるのもオススメです。少しフルーツを多めにブレンドしておけば、口当たりの良い野菜ジュースがおやつに大変身します。

おやつに、菓子パンやケーキなどの洋菓子を食べてしまうと、糖質や脂質をたくさん吸収してカロリーもたっぷり摂ってしまいます。しかし、おやつを野菜ジュースにしておけば、余分な脂肪を蓄えなくなりますし、身体によい成分を吸収できるので、栄養補給面から見ても効率的です。

夜遅くに小腹が空いてしまった方も、夜食代わりに野菜ジュースを飲むことで、空腹感を満たすことができるでしょう。

1食を置き換えるダイエット

1食を置き換えるダイエット

野菜ジュースダイエットで、少し本格的にダイエットしていきたい方は、1食分の食事を野菜ジュースに置き換えるのもオススメです。1食分の食事を野菜ジュースに置き換えることで、摂取カロリーを大幅に減らし、糖質や脂質を抑えることができるでしょう。

朝はあまり食欲がないことが多いですし、時間も限られているため、パンとコーヒーなど簡単に済ませてしまいやすくなります。

しかし、それを野菜ジュースに置き換えることで、必要な栄養を摂取することができますし、パンの糖質や、バターの脂質を抑えることができるので健康的にダイエットすることが可能になるでしょう。

野菜ジュースでプチ断食

野菜ジュースでプチ断食

野菜ジュースダイエットで、本格的にダイエットしていきたい方は、野菜ジュースだけを飲んで過ごすプチ断食がオススメです。

プチ断食を行うのは、3日間で、その間は水か野菜ジュースのみを口にするようにします。液体だけでプチ断食することで、胃腸などの内臓疲労を回復させ、身体に蓄積された老廃物や宿便をデトックスする効果が期待できます。

3日間のプチ断食を終える頃には、身体の中からスッキリして体質も改善されるようになるでしょう。ただ、野菜ジュースでプチ断食を行う場合、さまざまなルールを守る必要がありますので、具体的にご紹介しておきましょう。

準備期間を大切に

準備期間を大切に

野菜ジュースでプチ断食を行う場合、準備期間を必ず設けるようにしてください。3食しっかり食べていた方が、急に野菜ジュースでプチ断食を行ってしまうと、胃酸過多になって気持ち悪くなってしまったり、食欲を抑えきれなくなったりしてしまうからです。

それを防ぐためには、準備期間が大切になります。野菜ジュースでプチ断食を行う2日~3日前ほどから、少しずつ食事の量を減らしていくようにしましょう。食事の量を減らすことで、空腹に慣れやすくなりますし、胃酸が過剰に分泌されるのも防ぐことができます。

野菜ジュースでプチ断食を行う前日には、1食分を野菜ジュースにして、残りの2食はいつもの食事量の半分くらいまで落としておくと良いでしょう。

プチ断食期間中のルール

プチ断食期間中のルール

野菜ジュースでプチ断食を行う場合、基本的に空腹を感じたら野菜ジュースを飲むようにしてください。野菜ジュースの内容は基本的に自由ですが、糖分が多い野菜ジュースよりは、糖分が低い野菜ジュースの方がダイエット効果は高まりますので、フルーツを入れすぎないように注意しましょう。

また、プチ断食中は水分不足になりやすいので、野菜ジュースだけでなくお水もしっかり飲むようにしてください。一度に大量のお水を飲まず、コップ1杯を少しずつ飲んで、1日に2リットルは飲んでおくようにしましょう。

ストレッチで代謝アップ

ストレッチで代謝アップ

野菜ジュースでプチ断食を行う時は、激しい運動は禁物です。しかし、身体を緩やかにほぐしていくストレッチは積極的に行っていきましょう。

ストレッチを行うことで、固まっていた筋肉がほぐされるため、基礎代謝がアップしやすくなります。

野菜ジュースでプチ断食中は、摂取カロリーが制限されるため、激しい運動をすると体調を崩してしまいますが、ストレッチなど緩やかな運動はリラックスに繋がりますし、ダイエット効果もアップしてくれるので、定期的に行うようにしましょう。

食事を戻す時は慎重に

食事を戻す時は慎重に

野菜ジュースでプチ断食を行う期間は、長くても3日です。それ以上行ってしまうと、身体に負担となってしまいますし、場合によっては体調を崩してしまうこともありますのでやめましょう。

野菜ジュースでプチ断食を終えた後は、通常の食事に戻していきますが、急に元の食事に戻すようなことはしないでください。空っぽの胃に久々に固形物が入るため、胃が受け付けなかったり栄養を吸収しすぎて身体に負担がかかったりする可能性があるからです。

野菜ジュースでプチ断食を終えた後は、お粥など胃に優しいものを少しずつ食べるようにしましょう。最初の1日は、野菜ジュースとお粥ですごし、2日目は柔らかめのごはんに、少し野菜のおかずをプラスしていきます。3日目は通常のごはんに、野菜のおかずと魚などのタンパク質を取り入れるようにしましょう。

緩やかに食事を戻していくことで、身体の負担も軽減されますし、リバウンドを防ぐこともできますので、焦らず慎重に行うようにしてください。

野菜ジュースを作る時のルール

野菜ジュースを作る時のルール

野菜ジュースダイエットでは、野菜ジュースをメインに取り入れて行きますが、手作りが基本です。では、野菜ジュースダイエットで飲む野菜ジュースを作る時は、どのようなルールがあるのでしょうか。

基本的に、生の野菜がたっぷり入っているジュースなら、何を入れてもOKです。ただ、ジャガイモやサツマイモなどデンプン質の多い野菜は糖質が多く含まれていますので、あまり入れないようにしましょう。

葉物野菜を中心に野菜ジュースを摂ることで、ビタミンや食物繊維だけでなく葉酸なども摂取することができるのでオススメです。

甘味は、フルーツなどで足していきますが、ハチミツやお砂糖などは加えないようにしてください。水分を足す時は、お水が基本ですがたんぱく質も取りたい場合は豆乳を入れるのも良いでしょう。野菜ジュースは、飲む直前に作るようにしてください。

作り置きしてしまうと、液体になった野菜が酸化し味が落ちてしまいますし、酵素をうまく摂取できなくなる可能性があるからです。野菜ジュース1回分を、ポリ袋などに小分けにして準備しておくと楽に野菜ジュースを作ることができます。

野菜ジュースにオススメの野菜とは

野菜ジュースダイエットでは、デンプン質の多い野菜でなければどんな野菜を入れても大丈夫ですが、具体的にどのような野菜がジュースにはオススメなのでしょうか。

チンゲン菜

チンゲン菜

まず、最初にオススメしたいのが「チンゲン菜」です。チンゲン菜は、カロテンやビタミンC、カルシウム鉄分などが豊富なのに、100gあたり9~12kcalとカロリーが低いため、ダイエットに最適な野菜と言えます。

味も苦みが少なく淡白なので、どんな野菜と組み合わせても相性が良いでしょう。

サラダほうれん草

サラダほうれん草

野菜ジュースダイエットで、次にオススメしたいのが「サラダほうれん草」です。普通のほうれん草よりもアクが少なく、生で食べられるため野菜ジュースに取り入れやすくなります。

鉄分やビタミンが豊富に含まれており、質の良いサラダほうれん草はほんのり甘いため、飲みやすい仕上がりになるでしょう。

水菜

水菜

野菜ジュースダイエットで、次にオススメしたいのが「水菜」です。水菜にはビタミンAとビタミンC、水菜ポリフェノールが豊富に含まれているため、美肌効果を促進してくれます。

また、ダイエット中は体調を崩しやすくなりますが、それを防いでくれるでしょう。水菜は、苦みが少なく味が淡白なのでさまざまな野菜と組み合わせるのに最適です。

ニンジン

ニンジン

野菜ジュースダイエットで、次にオススメしたいのが「ニンジン」です。ニンジンには、ビタミンやカロチンが多く含まれており、特にカロチンは脂肪燃焼効果をサポートしてくれる作用があるため、ダイエット効果を促進してくれます。

また、カロチンの抗酸化作用によりストレスが緩和しやすいので、ダイエット中のイライラも鎮めてくれるでしょう。さらに、ニンジンの甘みが野菜ジュースを飲みやすくしてくれます。色も鮮やかに仕上がるので、飲みやすい野菜ジュースに仕上がるでしょう。

リンゴ

リンゴ

野菜ジュースダイエットで、次にオススメしたいのが「リンゴ」です。リンゴには、ビタミンだけでなくリンゴポリフェノールが含まれています。

リンゴポリフェノールには、抗酸化作用やコレステロールの抑制効果、美肌効果があるためダイエットを強力にサポートしてくれるでしょう。また、野菜ジュースの味を調えてくれるので、飲みやすい仕上がりにしてくれます。

バナナ

バナナ

野菜ジュースダイエットで、次にオススメしたいのが「バナナ」です。バナナにはカリウムがたっぷり含まれており、身体のむくみを尿として排出してくれる働きがあります。

また、カリウムには脂肪を水に溶かして排出してくれる作用もあるため、ダイエットの強い味方になってくれるでしょう。

バナナは味にインパクトがあるので、どんなに苦みが強い野菜もマイルドにしてくれるので、野菜ジュースを飲みやすくしてくれます。

まとめ

野菜ジュースダイエットについて詳しくご紹介しました。自分に適した方法を選び、美味しい野菜ジュースを作って健康的にダイエットしていけるのが魅力です。誰でも取り入れやすい方法なので、是非今日からスタートしてみてください。